何故“避暑地”なのか?
避暑地に別荘を持つという習慣は、明治以降、日本に移住した欧米人が始めたと言われています。欧米人にとって日本の高温多湿の夏は耐え難く、冷涼で快適な場所を求めて、初期欧米人たちは神奈川の藤沢、湘南、箱根、御殿場、日光などの避暑地に別荘を構えました。後にカナダ生まれの宣教師によって軽井沢が「発見」され、近年では世界的なリゾート地として変ぼうを遂げつつあるニセコを筆頭に、多くの富裕層が避暑地を北海道に求めるようになります。
日本のおすすめ
別荘地(避暑地)一覧
軽井沢
日本で最も格式の高い避暑地の別荘地と言えば、長野県の軽井沢になります。カナダ人宣教師が明治時代に開拓した別荘地で、標高950mから1,200mの高原にある避暑地としての地理的・気候的条件が、外国人移住者を魅了しました。明治期には次々と外国人が別宅を構えるようになり、大正時代には日本で第一等の別荘地として評価を確立にします。現在も日本を代表する避暑地として、広く財界人や文化人に愛されています。
北海道
数々の国立公園を抱え、世界自然遺産も有する北海道には、国内外から高い評価を得る避暑地の別荘地が点在します。筆頭は世界的なスノーリゾートとして諸外国の富裕層が別荘の購入を盛んにするニセコ。ラベンダー畑や夕張山地などの自然が魅力的な富良野も人気で、日本で最も美しい村連合にも加入する丘の町・美瑛が続きます。
草津
日本三大明泉のひとつの「草津温泉」がある草津。古墳時代から続く温泉へすぐに足を運べる別荘地は、日本でも草津しかないといっても過言ではありません。また、草津の周りは2000m級の山が連なっており、避暑地として選ぶのに最適です。山が近いので四季折々のアウトドアを楽しむこともできます。週末住宅の土地選びにもオススメです。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
富士見高原
日本が誇る山「富士山」を見渡せる富士見高原。標高3000m級の山々に囲まれる別荘地は、富士見高原以外の地域ではなかなかありません。また、この地域ならではの高冷地野菜が栽培されていたり、酪農が盛んであったり、グルメな人が楽しめる地です。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
湯布高原
標高700mに位置する湯布高原。全国3位の湯出量を誇る温泉地でもあり、源泉数は850本以上にも上ります。また、福岡からもアクセス良好なので、福岡在住の方の週末住宅として別荘を建てるのにオススメの地です。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
十里木
富士山のある地・十里木。野生のウサギやシカに出会うほど、豊かな自然に囲まれています。また、都心からもアクセス良好なので、関東圏在住の方の週末住宅として別荘を建てるのにオススメの地です。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
伊豆
全国第2位の温泉吐出量の地・伊豆。保養地としても古くから人気のスポットでもあります。365日、温暖な気候なので過ごしやすく別荘を建てるのにオススメの地です。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
那須
オールシーズン、いろいろな表情をみせてくれる史跡ある地・那須。老若男女問わず楽しめるスポットがたくさんあります。有名な鬼怒川温泉が近く、秘湯もあるようです。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
箱根
温泉の引き込みも可能な地・箱根。観光名所としておなじみの人気のスポットでもあります。365日、駅伝や湖水祭り、大文字焼など多くのイベントが行なわれております。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
浜名湖
東京・大阪の2方向とも電車で1時間半の距離の浜名湖。海の幸に恵まれた人気のスポットでもあります。1年で最も日照時間の長い避暑地でもあります。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
逗子
歴史上の偉人たちの別荘が数多く立ち並んだこともある逗子。首都圏や関東エリアの中でも随一のスポットでもあります。日本を代表する海辺の街でもありますので、ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
三浦半島
マリンアクティビティが盛んな三浦半島。入り江が静かで、別荘を考える方たちに人気のスポットでもあります。ゆったりと過ごせるスポットが点在しているので、週末の余暇が充実するエリアです。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
六甲山
都心部へアクセスしやすい六甲山。関東エリアの中でも自然に恵まれたスポットでもあります。四季折々のグルメや大阪までの眺望も見渡せるエリアです。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
佐久
1000区画以上の面積で管理体制の行き届いた別荘地を有する佐久。浅間山や北アルプスを眺望できる人気のスポットでもあります。標高が1000m級のスポットなので、夏の余暇が快適なエリアです。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
白浜
365日過ごしやすい白浜。自然に恵まれ、観光スポットも充実したエリアでもあります。温泉地や市場、浜辺があり、別荘を建てるのに十分候補になるエリアです。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
嬬恋
標高の高い山々に囲まれた嬬恋村。群馬県の中にある集落の1つで、別荘地としても有名な地です。別荘ではなく移住するにも最適です。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
真鶴
みかん栽培や海が近くにある真鶴。都心からの距離が近く、自然環境が整っているのでとても魅力的です。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
諏訪
「東洋のスイス」とも呼ばれる諏訪。自然と歴史が根深いエリアで、都心から3時間足らずでアクセスできる地でもあります。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
高山
江戸風情を感じられる高山。飛騨高山の風景に溶け込む城下町がとても魅力的です。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
郡上
歴史と情緒を感じられる郡上。霊峰白山を有し、城下町の街並みを堪能できる地です。また、登録有形文化財や全国名水百選もある魅力あふれた地域でもあります。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
高鷲
秘湯・名湯が数多く存在する高鷲。1年を通して過ごしやすい気候と都心からの交通アクセスの良さが魅力の地域です。日常から離れられる週末別荘を建てるのにおすすめの地でもあります。ぜひ関連ページで参考にしてみてください。
九十九里
海を堪能できる別荘地・避暑地をお探しなら、一度は検討してみたい場所が千葉の九十九里。広大な太平洋を望む風景は言わずもがな、東京都心からのアクセスも1時間半ほどと、オンとオフの住み分けをスムーズに運ぶことができる利便性の高いエリアです。最近では、マリンスポーツを楽しみたい方のベッドタウンとしても九十九里が大人気。
ひるがの
標高900メートルに位置する名避暑地、ひるがの。壮大な大自然の風景、過ごしやすい夏の気候、関西都心からのアクセスの良さなどが理由で、かねてから別荘地として高い人気を誇っています。西日本最大のスノーパーク「高鷲スノーパーク」や、一年中自然を堪能できる「牧歌の里」など、周辺には大人から子供まで楽しめるスポットがたくさん。
荘川
岐阜・飛騨高山に位置する荘川。夏は避暑地として、春は桜の名所として、秋は紅葉スポットとして、冬はウィンタースポーツの盛んな町として、一年中、その大自然を堪能できる点が荘川の大きな魅力です。用途を別荘に限って整備した区画もあるなど、別荘をお求めの方々には様々な手厚い待遇を用意。西日本都心からのアクセスも良好です。
房総
海を堪能したい、山の大自然も堪能したい、穏やかな気候の中で日々を快適に過ごしたい、都心へのアクセスも大切にしたい。そんなわがままな希望をすべて同時に叶えてくれる場所、それが房総です。勝浦温泉を始めとした温泉施設も充実。リタイア後、第二の人生を過ごす場所として、全国の多くの方々が房総を選んでいます。
秩父
雄大に広がる山々、頭上高くから落下する滝の水しぶき。一歩秩父に足を踏み入れれば、その躍動感あふれる大自然の生命力に誰もが圧倒されることでしょう。これほどの風景をたたえながらも、東京都心までわずか78分。別荘地として人気な理由も分かります。祭りの多い地域としても知られ、20016年、秩父夜祭は世界文化遺産に登録されました。
湯沢
都内まで約80分と好立地にある湯沢。春は森林浴、冬はスキー・スノーボードを楽しめるエリアとして人気を集めています。新潟県内有数の温泉街としても有名です。そんな湯沢は日本有数の別荘地であることから、リゾート開発のモデルとして取り上げられています。そんな湯沢の魅力をまとめているので、別荘を持ちたいと考えている人はチェックしてみてください。
御殿場
御殿場市は首都圏から車で1時間程度と、通いやすいのが魅力の街です。夏は涼しく、猛暑日がないことから避暑地しても人気を集めています。自然が豊富なほか、温泉やアクティビティ、ショッピングなども楽しめるのが魅力です。ここでは、御殿場の特徴や観光スポットをご紹介。別荘地や企業の保養地として人気がある理由がきっとわかります。
八ヶ岳
夏場の平均気温が22℃前後と、避暑地としても有名な八ヶ岳。東京・名古屋から車で約2時間半と立地の良さも別荘を建てる上で人気を集めている理由の一つです。山梨と長野の県境に位置しており、山々が織りなす自然豊かな環境がなによりの魅力といえます。そんな八ヶ岳には別荘地ならではの楽しみ方や自然を堪能できるスポットがたくさんあるので、要チェックです。
志賀高原
8月の真夏でも最高気温が25℃を上回る日がほとんどないほど、涼しい土地である志賀高原。東京から車で約4時間と、都心からは少し離れた場所に位置しますが、温泉やスキーが楽しめるとして、毎年多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。そんな志賀高原の魅力について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
別荘地を選ぶ際の
重視したい項目
日本には軽井沢やニセコ、富良野、美瑛の他にも、京都の丹後半島、三重県の伊勢志摩など数多くの別荘地があります。自分の理想とするエリアが決まったら、今度はエリア内でどのような土地を選ぶといいのでしょうか。展望に優れた傾斜地、雑木林に囲まれた宅地、海岸沿いの土地など、別荘地に多い独特の地形が持つメリット・デメリットを考えます。
見晴らしの良い傾斜地
見晴らしのいい傾斜地は、別荘を建てる場所として理想的な土地の1つだと考えられます。北軽井沢やニセコ、美瑛などにも傾斜地が豊富にあり、景観を生かした別荘地の建設が盛んに行われています。
ただ、傾斜地を購入する場合、斜面のまま販売されている土地を選ぶと、基礎工事に大きなコストが発生します。また、設計時の打ち合わせで、展望を生かした建物を望むと強調しないと、施主の希望ではなく、施工のしやすさで間取りを決められてしまうケースもあります。

自然豊かな避暑地
北軽井沢などが典型例ですが、緑が豊かな森の中に建てる別荘は、独特のたたずまいと気品が生まれます。しかし、避暑地にある森は冬季に地表が凍結するため、基礎を深く打つ必要が出てきます。宅地を確保するために、樹木の伐採も必要になるかもしれません。
また、落葉樹の森に建物を構える場合、枯れ葉の問題も無視できません。雨どいが枯れ葉で詰まると、雨水があふれて壁面などに浸透し、別荘に大きなダメージを与える原因になります。自然豊かな別荘地では、管理会社のサポートも確実にしておきたいです。

海辺の平坦地
海辺の別荘地は土地情報が出るとすぐに買い手がつくほど、富裕層に人気となっています。京都の丹後、和歌山の南紀白浜、三重の伊勢志摩のような人気のリゾート地に別荘を構えたいと考える場合は、不動産仲介業者と密に連絡をとって、情報をこまめに仕入れたいです。
ただ、海辺の別荘地は、塩害の対策コストがかさむと考えておきたいです。自転車や自動車を潮風から守るガレージの建設が必要で、洗濯物を干すためのサンルームの用意も望まれます。

伝統的な別荘地
日本には長い歴史を持つ別荘地が存在します。軽井沢を筆頭に那須、丹後、伊勢志摩など、伝統と格式のある別荘地はブランド力も高いため、資産価値が大幅に下がる心配も少ないです。不動産投資の商品としても価値があると考えられます。
ただ、古くから存在する伝統的な別荘地ほど取得コストが高くなり、コミュニティにコネクションがないと、なかなか地域の中に入っていきにくいというデメリットもあります。
希望するエリアに別荘を持っている友人をあらかじめ探しておくなど、コミュニティへ入るきっかけを準備しておくと、伝統的な別荘地での時間を満喫しやすくなります。
