施主の思い
至福のときを過ごすゲストハウス
自分がもっとも美しいと思うものを、その美しさが最高に際立つ空間に並べたいと考えました。同じ遊び心を共有する友人たちと過ごす「隠れ家」(ゲストハウス)的な空間をお願いしました。
建築家はこう作った
オーナーの宝物を展示する夢の空間
設計の軸になったのは、もちろんこの見事なカー・コレクション。機能美を追求したこの車たちのために、その魅力を最大限に引き出すための設計とした。
まず、玄関を基点に建物を左右に振り分け、一翼をコレクションルームに、そこに対面する一翼を住まいにするプランを提案。ショウケースをロケーションごと楽しめるよう、リビングルームを設置。車を置く空間は内装をクールにまとめ、車の美しさが際立つよう、床や壁をややダークなトーンとし、スポットライトの効果を高める。
敷地の中心を成す長方形の中庭には、コンクリートと芝で大胆な曲線を描き、芝という有機物と無機物であるコンクリートと、異質なものの対比を意識し躍動感を持たせた。全ての対比を効果的に配置することで完成したのは、オーナー様の愛蔵品を理想の形で展示する「美術邸」とでもいうべき邸宅。家族や友人、愛するコレクションに囲まれて、日常の喧騒を忘れるゲストハウスは、大人のための「隠れ家」となった。
住宅基本情報
所在地 | 北海道 | 構造 | - | 延べ床面積 (㎡) |
440.01㎡ |
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