HOPでは家づくりだけでなく、社会貢献活動を行うNPO法人森をたてようネットワークを設立。森の再生につながる国産材による家づくりや、植樹活動・森の教室といった自然保護の啓蒙活動などを行っています。ここではそんなHOPの社会貢献についてまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
「森をたてようネットワーク」とは、HOPの石出和博会長が理事長を務める特定非営利活動法人(NPO法人)。森を愛し、自然に恵まれた日本における多様な文化を尊重するという考えに賛同する人々と共に、2004年に設立されました。
この「森をたてよう」という言葉には、さまざまな想いが込められています。そのひとつは、国産の木材を使って「木の家をたてよう」。現在、建築に用いられる木材の多くは輸入によって賄われており、日本の森や植林された人工林の利用はごくわずかです。この日本の木をきちんと使い、使ったらまた植えることで森を守る、その信念に基づくのが「木の家をたてよう」という取り組みなのです。
また、小さな芽がいずれ大木となってそびえ「たつ」ことを目標に、いろいろな樹林を育てて森を育てようという想いも込められています。そのために、森をたてようネットワークでは設立当初から植樹活動を実施。森の育成や保全、地域住民の意識啓発にも力を入れています。
「日本の森林を住宅建築に活用することで、森は再生し、守られる。」という発想から生まれた、HOPの住宅供給システム。これは原木の確保から製材、流通、設計、建築までを協業化した独自のシステムです。
このとき注目したのが人工林(間伐材)。人工林は天然林と違って、定期的に人の手で間引きをすることで生育するのが特徴です。システム構築当初は人工林の利用には技術的・流通的な問題がありましたが、人工林の特性を生かした部材の開発・規格化を進行。それによって産地直送の流通スタイルを確立、不可能と思われていた国産人工林を利用した家づくりが実現したのです。
この独自の住宅供給システムは高い評価を受け、「環境共生住宅」「合理化システム認定木造住宅」の認定、「林野庁長官賞」、北海道企業初の「経済産業大臣賞(消費者志向優良企業)を受賞しています。
HOPの森を守るという取り組みから生まれた「森をたてようネットワーク」では、さまざまな取り組みを日々行っています。
ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社
何十年経っても色あせない、町の文化遺産として後世に愛されるような高級注文住宅を、北海道を中心に国産材で作り上げるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。「古くならずに、深くなる」、年とともに愛着の深まる邸宅づくりの事例を紹介します。