暖炉のある豪邸の施工事例

リビング、和室、ダイニングの一大空間を、タイル、板、畳と床材の変化で視覚的にゾーニングしています。ダイニング、リビングと部屋ごとに、椅子の高低と背もたれの角度を統一し、壁で仕切ることなく各部屋の機能を独立させています。

裸火の暖炉がリビングに設けられ、部屋のどの角度からでも炎の揺らめきを楽しめるように設計されています。リビングに配置されたソファの背もたれの角度なども、座ってくつろぐという目的を徹底して追求していると分かります。

リビングは大きな開口部があり、季節の移ろいを部屋の中に取り込めるようになっています。ワインセラーも設置されており、ゲストと暖炉を囲み、窓から景色の移ろいを眺めながら、食べ、飲み、語らえるようになっています。

スタイリッシュな目積織りの縁なし畳が、リビングのタイルやダイニングの板の床と、絶妙なバランスでコントラストを見せてくれています。雪見障子からは庭に降り積もる北国の雪を楽しめます。

2階の廊下をツリー状の設計にして、各部屋に意図的に距離感を持たせています。シアタールームなど趣味を存分に生かした各部屋の個性を、部屋同士が台無しにしないようにと考えられた設計になります。

施主の好みに沿って、壁、床、照明、天井の細部に至るまでこだわりぬいた造作になっています。脱衣室に面した浴室は、石張り浴槽の入る掛け流し温泉風の美しいバスルームになっています。

採光と視認性を実現したガラス張りのエントランスになります。ポーチの空間がしっかりと確保され、入出にゆとりを持たせています。たたきとホールの段差を低く設定し、屋内と屋外の天井を同じ板張りで統一しているため、全体が優しい印象を与えてくれます。

北海道の青空に映える美しい外観となっています。暖炉の煙突が印象的で、2階のテラスには、食事やパーティーを開催できる広々とした空間が確保されています。