豪邸に必要なクローゼットとは?
収入が増えるとその分購入できるモノの幅が広がるため、自然と洋服や靴の数が増えていきます。高価なものやお気に入りの物はなかなか捨てられないもの。富裕層のなかにはそれらをコレクションとして大切に保管している方も多いでしょう。
しかし、そのためには自宅に十分な収納スペースが必要になります。そこで活躍するのがクローゼット。自身の生活スタイルに合わせたクローゼットを設置することで、かさばった衣類もキレイに収納できます。
なかでも、広々とした「ウォーク・イン・クローゼット」や「シューズ・イン・クローゼット」は、ファッションや身だしなみにこだわりを持つ富裕層なら自宅に一つはもっておきたいものです。では、それぞれの特徴やメリットについて詳しく見ていきましょう。
ウォーク・イン・クローゼット
その名の通り、ウォーク・イン・クローゼットとは内部を歩けるクローゼットのことを言います。目安は3帖(畳約3枚分)以上の広い収納スペースです。衣類はもちろんですが、季節物やアウトドアグッズといったアイテムもたくさん収納できます。
レイアウト次第で身支度が楽になる
忙しいビジネスマンにとっては、身支度にかける時間も惜しいと感じるのではないでしょうか?ライフスタイルに合わせてウォーク・イン・クローゼットを配置すれば、身支度にかける時間を短縮できます。また、寝室や洗面台と隣接することで、朝の準備もとてもスムーズに。玄関の近くにあれば、すぐに外出できます。
気軽に出し入れができる
ウォーク・イン・クローゼットは中を歩くことができるので、目当てのものを探しやすく出し入れも簡単です。使い勝手の良い造作棚を設けるとより整理しやすくなり、出し入れのストレスを軽減できます。
急な来客時でも安心
ビジネスマンの男性は人付き合いが多いため、急に来客が訪れるなんてことも少なくありません。そんなとき、ウォーク・イン・クローゼットがあればすぐに物をしまうことが可能です。隠す収納としても活用できるのは、大きなメリットだと言えるでしょう。
シューズ・イン・クローゼット
靴を履いたまま歩けることが最大の魅力のシューズ・イン・クローゼット。大きいシューズラックが設置されるのが一般的です。
玄関がすっきりする
成功しているビジネスマンには靴に気を遣っている人が多く、仕事用・プライベート用とたくさんの靴を所有しています。そんな靴は下駄箱だけで収納するのは難しく、玄関に靴が出たままになってしまいがちです。しかし、シューズ・イン・クローゼットがあればたくさんの靴を収納できるため、玄関をすっきりさせることができます。またキレイに整理しておけば、まるでお店に飾られているかのように見栄えも映えることでしょう。
さまざまな用途で使用可能
シューズ・イン・クローゼットはスペースが広くなっているため、靴の着脱が便利。姿見を置くこともできるので、出かける前の身だしなみをチェックできます。また趣味のアイテムや、お子さんがいればベビーカーの収納も可能です。
玄関を個性的な空間できる
玄関の印象を左右する場所でもあるシューズ・イン・クローゼット。床で使用するタイルの素材やデザインにこだわることで、個性的な空間を演出できます。玄関を開けた瞬間から自慢の豪邸を強く印象付けることができるのもポイントです。
その他のクローゼットの種類
ロッカータンスタイプ
ロングコートといった丈が長いコートや、衣類の収納に向いているロッカータンスタイプ。ハンガーに吊るした状態で保管できるため、シワになりにくいのが魅力です。畳んで収納することが難しいものまで収納できます。棚や引き出しも付いているため、ハンドタオルや下着といった、意外と収納に困るものも収納可能です。
ブレザータンスタイプ
内部が二段に分かれているブレザータンスタイプは、どちらにもハンガーを吊るせられるのが特徴です。型崩れせずに収納できます。
整理タンスタイプ
ロッカータンスやブレザータンスと異なり、ハンガーを吊るすスペースがない棚だけのクローゼットです。ハンガーで上着を吊るせない代わりに、畳んだ服や小物を収納しやすくなっています。季節ごとに分けて収納することで、衣替えをする際にスムーズに整理することが可能です。
マルチ収納タイプ
さまざまな形やタイプの棚が組み合わさったもので、衣類以外のものでも収納しやすくなっているのが特徴。どこに何があるのか一目で分かるようになっているため、防災グッズのような緊急時にすぐに取り出したいものを保管するにも向いているタイプです。
引き出しタイプ
いくつかの引き出しのみで構成されているクローゼットです。棚の奥に洋服をしまい込んでしまうと取り出す際に手間がかかってしまいますが、引き出しであれば楽に取り出せます。また引き出しタイプは密閉することができるため、ホコリから収納したものを守ること役割も。ただし、密閉された空間は虫が発生しやすくなるので、防虫剤を入れるなどして対策しましょう。
カーテン付きクローゼット
クローゼットに扉を設置せず、代わりにカーテンで目隠しをするカーテン付きクローゼット。扉を付けないことで、空間に与える圧迫感を抑えることができます。
まとめ
ファッションや身なりに気を遣う方にとって、数多くの衣類や靴を収納できるスペースを確保するのは重要です。それがモノで溢れる豪邸ならなおさら。ウォーク・イン・クローゼットやシューズ・イン・クローゼットは自由度が高く、収納としての機能性も抜群です。
また、クローゼットは単なる収納だけでなく、コレクションを飾るスペースとして活用する方もいます。さまざまな種類があるクローゼットの中から、それぞれの用途に合ったものを選択し、収納スペースにもこだわった自慢の豪邸を建ててみてはいかがでしょうか。