曲線デザインの豪邸の施工事例

木造2階建ての豪邸は、曲線と直線のコントラストが美しい外観を誇っています。エントランスに通じるアプローチは、通りに面して緩やかに開かれており、横線を強調したタイルのデザインが、ゲストを優しく招き入れるような印象を与えています。

アプローチには奥行きが確保されており、傘の開閉や玄関の出入りに十分なゆとりを与えてくれます。また、アプローチの天井には国産材が使用されているため、屋外でありながらどこか室内にいるような安堵感を得られます。

リビングに面したテラスの側から邸宅を眺めると、1階と2階を結ぶ吹き抜けの階段が円柱状になっていると分かります。縦長の開口部が垂直方向への動きを強調し、建物に唯一無二の印象を与えています。

外壁と同じく、優雅な曲線を屋内に多用し、住み手やゲストに優しい居心地の良さを与えてくれています。また、外壁と同様に壁面のタイルの横線を強調して、縦と横に広がりのある圧巻の空間を作り上げています。

2階から1階へと床を切り下げたような階段の国産材は、色を変えて窓のフレームと統一させ、全体にアクセントを与えています。

リビングとダイニングは扉でも仕切れますが、開放した状態でも床材の材質を変えているため、緩やかなゾーニングが可能となっています。

キッチンとダイニングで統一したタイルを使用する一方で、配膳台などの収納には異なる色の素材を採用し、緩やかにゾーニングを行っています。

大人数の来客を想定したリビングルームに大開口を設けて、テラスの緑を眺められるようにしています。備え付けのソファとローテーブルのモノトーンが、壁面や柱との統一感を演出します。

備え付け家具の木目が美しい書斎には、小上がりの和室も用意されています。上がり框の太い木材が部屋に安定感を生んでいます。