豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » 自宅に書庫がある生活とは
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自宅に書庫がある生活

経営者や投資家といった、いわゆる富裕層と呼ばれる人の多くは、読書を習慣的に生活の一部として取り入れています。多くのビジネスマンにとって、本から得られる知識は、お金には変えられない貴重な財産であると言っても過言ではありません。読書好きのなかには、本に囲まれた生活に憧れ、自宅に専用の書庫をつくる人も。ここでは、そんな自宅に書庫がある生活をテーマに、書庫の種類やメリットについて紹介しています。

こだわり

なぜ成功者は皆こぞって読書をするのか?

アメリカでベストセラーを記録した「Rich Habits(お金持ちの習慣)」の著者であるトーマス・コーリー氏は、著書のなかで、富裕層と貧困層の違いのひとつとして、「読書の習慣」を挙げています。

これは、トーマス氏が実際に200名以上の金融資産3億3,000円以上のお金持ちと、128人の貧しい人々について行なった調査によって導き出された答えです。

その気になる調査結果では、なんと成功者の88%が毎日30分以上の読書を行なっていることが判明。一方、貧困層はわずか2%と、その差は歴然です。世界で活躍する成功者の中には、1日の労働時間の実に8割を読書にあてている人も。なぜ読書がそれほどまでに重要視されるのか、その具体的な理由や効果についてまとめてみました。

新しい視点や発想を与えてくれる

移り変わりが激しい現代では、自分が想定していないことが多々起こります。読書は、偉大な先人たちが書き残した知恵の宝庫でもあり、新しいものを生み出すヒントを与えてくれるアイテムでもあります。新しい視点が生まれれば、自然と発想も豊かになるでしょう。自分一人では得られない経験や知識を吸収できるのが読書の最大の魅力です。

話術が磨ける

さまざまな言葉に触れることができる読書は、単に語彙力を養うだけでなく、人間の心理や言葉の伝え方も同時に養うことができます。ビジネスマンにとって、相手を納得させる力や人を惹きつける能力は仕事をする上でも重要な要素です。

ストレス解消や決断力の向上に繋がる

読書は、科学的にストレスやうつを予防する効果があると実証されています。仕事やプライベートで嫌なことがあったとしても、読書に夢中になっている間は嫌なことも忘れ、気持ちも楽になるでしょう。また、共感力や決断力を高め、人生の幸福度も向上させてくれます。

書庫をつくるメリット

保管スペースを確保できる

本は次々に発売されるため、気が付いたら部屋中が本で溢れている…なんて人も多いはず。そんなときに役立つのが、書庫です。部屋のひとつを書庫として利用することで、たくさんの本を保管できます。

また、書庫は簡易的な本棚とは違い、十分なスペースを確保できるため、山積みになった本をジャンルや作家ごとにキレイに分けることも可能。そのため、読みたい本をすぐに探すことができます。自分が読みたい本をすぐに取り出せるのは、書庫の大きなメリットだと言えるでしょう。

本に囲まれた生活で心が豊かになる

読書好きの方にとって、本に囲まれた生活は夢の一つでもあるでしょう。自宅に自分専用の書庫があれば、その夢を叶えることもできますし、本を読む時間は、音楽とはまた違う癒しや安らぎを与えてくれます。本に囲まれ、広々したスペースの真ん中で行う読書は、知識だけでなく心も豊かにしてくれるでしょう。

書庫をつくるデメリット

書庫があればたくさんの本を保管できますが、設置して良いことばかりではありません。

書庫をつくると以下のようなデメリットが生まれる可能性もあるため、デメリットを知った上での検討が必要です。

生活スペースが狭くなる可能性

書庫を独立させるなら問題ありませんが、開放的なホームライブラリにする場合、広めのスペースを確保できないと本棚や本で圧迫されて、生活スペースが狭くなってしまう可能性があります。

書庫とオフィスと兼用にした場合、仕事場が狭く感じてしまう点にも注意が必要です。

書庫やライブラリの設置を検討する際には、本を楽しむ空間と生活空間を分けられるかを確認した上で検討するようにしましょう。

掃除やメンテナンスに手間がかかる

書庫に設置した本棚は、ほこりやゴミが溜まりやすくなります。あまり動かさない、並べた状態の本の上も意外とほこりが溜まりやすいものです。保管する本の数が膨大だと、日々の掃除に手間がかかってしまうでしょう。

また、高さのある本棚は、棚の上部にもほこりがつきます。手の届かない位置は掃除しにくく、本のメンテナンスにも手間がかかってしまうデメリットがあります。

本の出し入れに手間や危険が伴う

本棚の大きさによっては取り出しにくい箇所が生まれて、出し入れに手間がかかるでしょう。

また、本棚の高い位置に収納している本を取り出したいとき、脚立や作業台が必要になるため、落下の危険性があります。デザイン的に見栄えするからと壁一面を本棚にしたい方がいますが、取り出しやすさも考慮した上でどんな本棚をオーダーするかを決めましょう。

趣向を人に知られる可能性

書斎ではなく、人が行き交う場所に見せる収納で本を保管する場合、どんな本を読んでいるかを家族やゲストなどに見られます。

自分の趣味や趣向を知られる可能性があるため、自分以外の人に本を見られたくない場合には不向きです。コレクションを所蔵したい場合などは、見せずに収納する方法があるかもチェックしておきましょう。

書庫の種類

自宅の一室すべてを書庫として活用するのが理想的ですが、どうしてもそれほど大きなスペースが確保できない場合は、収納に優れた簡易的な書庫を購入するのがおすすめです。ここでは数ある書庫のなかでも代表的な5つをご紹介します。

両開き書庫

収納の書庫に観音開き扉がついている両開き書庫。中央部に引手があるため利便性が高いのもポイントの一つです。

片開き書庫

書庫についた扉の取手を手前に引いて中が見える扉のついた書庫のことを、片開き書庫と言います。

オープン書庫

扉がついていないため、収納した本が一目でわかるオープン書庫。検索性に優れているのが特徴で、いろいろな高さを選ぶことが可能です。

スチール引き違い書庫

扉がスライド式になっているため、左右どちらからもスライドさせて本を出し入れすることが可能。スチール引き違い書庫の大きなメリットは、扉を開ける余分なスペースがないこと。限られた空間を圧迫せずに済みます。

ガラス引き違い書庫

ガラス引き違い書庫は、スチール引き違い書庫同様に、扉を開閉する際にスペースを要さないのが特徴です。視認性があるため、どこになにがあるのかをすぐにチェックできます。

豪邸に書庫をつくる際のポイント

床の耐荷重に注意

1冊なら簡単に持ち運べる本でも、数がまとまると非常に重くなります。単行本でも、段ボール1箱分も入れると約18kgにもなり持ち運ぶのが大変です。

ここで気を付けたいのが、書庫の床の耐荷重です。

建築基準法では最低限の耐荷基準が決められていますが、書庫1か所に本を集めるとなると相当な重量になるため、耐荷重の確認も重要になってきます。場合によっては、本のために追加の耐荷重工事が必要になることもあるでしょう。

特に、2階や3階などの上階に書庫を設置したい方は注意が必要です。

書庫で大量の本を所蔵したい場合は、事前に本の数を設計士伝えてておくようにしましょう。

調湿管理が必須

紙でできた本は、湿気を含むと膨らみ傷みやすくなります。また、湿度の高いところで保管しようとするとカビが生えてしまう可能性があり、適切な湿度管理が重要です。

キッチンやお風呂場など、湿気の出やすい部屋の近くに書庫を設置するのは避けるようにしましょう。段ボールに入れっぱなしの保管もカビが生えやすくなるため禁物です。

24時間換気システムを使う、除湿剤や除湿器を設置する、カビが生えないようこまめに換気するなど、湿度を一定に保つような対策も行ってください。

害虫対策をする

本には、チャタテムシやシミといった、ダニのような小さな虫がつくことがあります。

人体に直接害を及ぼす恐れはありませんが、ダニが増殖する可能性があり、アレルギーを引き起こす原因になることもあります。殺虫剤や燻煙材を使うなど、書庫全体の定期的なメンテナンスと害虫駆除対策が必要です。

日焼け対策をする

せっかくの本のコレクションが日に当たってしまっては、本の表紙や背が日焼けしてしまいます。また、古書に使われる酸性紙やインクは、直射日光が風化を招いてしまいます。

本が直射日光が当たって黄色く変色してしまわないように、遮光カーテンやブラインドを設置するなどの対策が必要です。

地震対策をする

言わずもがな、日本は地震の多い国です。書庫の本棚も転倒防止策を講じておきましょう。

また、万が一倒れてしまっても人が挟まれないよう、ベッドやソファなどをそばにおくのは極力避けてください。どうしても書庫に椅子やソファを置きたい場合は、低い本棚を選ぶか、倒れてきても棚が当たらないところに置くようにしましょう。

書庫に大量の本を保存するために気を付けたいこと

上記でも紹介しましたが、本は思っている以上に重さがあります。大量の本を保存するには耐荷重力が必要なため、所蔵したい本の数が床の耐荷重力に耐えられるかを事前にチェックしましょう。特に、戸建て住宅の場合は床がたわみやすくなるため注意が必要です。

豪邸に書庫をつくる際には、書庫の成功事例に実績を持つ会社や高級注文住宅の設計・施工を行っている会社を選ぶようにしください。

」豪邸を建てる人のための日本の豪邸施工事例特集
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