大阪の高級住宅街が集まる北摂地域とは
北摂地域とは、「北摂ブランド」とも呼ばれる大阪の高級住宅街を指す言葉です。どの地域が北摂地域に含まれるのかは明確な決まりはないものの、一般的には池田市・豊中市・箕面市・吹田市・茨木市・高槻市・摂津市が北摂地域に含まれます。
北摂地域がブランドエリアとされる理由としては、「自然豊かな環境」「治安の良さ」「充実した教育環境」「交通の利便性が高い」という条件をすべて満たしているため。閑静で良好な住環境が整っていることから、多くの富裕層が集まり、高級住宅街が形成されています。
北摂地域のなかでも、特に人気の高いエリアは「箕面市」「豊中市」「吹田市」です。それぞれどのようなエリアなのかについて見ていきましょう。
箕面市
大阪で富裕層が多く住む街をあげるなら、真っ先に思い浮かびやすいのが「箕面市」でしょう。著名人も多く住んでおり、大阪では有名な高級住宅地です。箕面市のなかでも「百楽荘」「桜井」「桜が丘」は豪邸が多く建ち並ぶエリアとなり、高級感のある街並みが広がっています。箕面市は箕面の滝をはじめとした豊かな自然にも恵まれており、住みやすい環境も魅力です。
豊中市
大阪市のすぐ北側に位置し、「千里ニュータウン」があることでも知られる大阪市のベッドタウンとして発展した街です。豊中駅から大阪の中心地・梅田まで乗り換えなしの12分でアクセスでき、モノレールを利用すれば大阪空港まで10分程度と、都心部への通勤・通学や出張に困らない利便性の高さも人気の理由。なかでも「東豊中」「緑丘」「上野」が富裕層が多く住んでいるエリアです。
吹田市
太陽の塔がそびえる万博記念公園で有名な吹田市。多くの路線が市内を走っているほか、名神高速道路と近畿自動車道・中国自動車道をつなぐ吹田JCTもあり、交通アクセスの利便性がかなり良好なエリアです。吹田市にある千里山住宅地は、大正時代にイギリスの田園都市をモデルとして開発された高級住宅街。教育環境が充実していることでも知られているほか、治安も比較的良いため、富裕層から人気を集めています。