豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » 豪邸には天然芝と人工芝のどちらが良いか
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天然芝・人工芝のどちらが良いか

自然の雰囲気を感じられる芝生の庭。バーベキューやボール遊びなど、戸建てならではの楽しみ方も広がることから、庭を設置する多くの方が検討されます。新築の豪邸には天然芝と人工芝のどちらを選んだほうが良いのか、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

こだわり

天然芝のメリット

外観の格を上げる

手入れの行き届いた天然芝を目にしたとき、人はその建物に対して良い印象を抱きます。美しい芝を維持するための庭の管理には、手間やコストがかかると知っているからです。そのため、天然芝を敷くと建物やその周りの空間の格を上げる効果があります。

自然を楽しめる

自然の風合いや草の香りを感じられる点も天然芝のメリットです。自宅の室内から眺めるだけで、身近に緑の自然を感じられます。優しい踏み心地で感触も良いので、子どもが自然とふれながら裸足で遊ぶにもおすすめです。

周囲が汚れにくくなる

雨が降っても地面にぬかるみや水たまりができないので、家の周りの泥はねを防止できます。晴れの日も土埃が立ちにくいため、周囲のものが汚れにくくなる効果があります。

夏は涼しく快適

直射日光を吸収し輻射熱を防いでくれるので、コンクリートのような照り返しがなく、夏に建物の周囲が高温になるのを防げます。夏も涼しく快適で心地よく過ごせるでしょう。

天然芝のデメリット

手入れに手間がかかる

草が伸びるため、定期的な芝刈りが必要です。特に夏場は草の成長が速いため、1~2週間に1度の頻度で芝刈りを行わなくてはなりません。他にも雑草駆除や目土入れ、エアレーション、施肥などの手入れが必要で、思った以上に手間がかかるでしょう。

枯れると見映えが悪くなる

天然芝の種類にもよりますが、秋から冬にかけては芝生が枯れて茶色になってしまいます。季節の移ろいを感じることはできますが、見た目の印象はあまり良くありません。

天然芝の種類

日本芝

日本に古くから自生する暖地型の芝で、高麗芝や野芝などが挙げられます。暖地型の芝は、寒地型に比べて高温多湿な環境や病害虫に強い特長を持っています。ただ、秋から冬にかけては地上部の葉が枯れて茶色くなるため、冬場の景観はあまり良くありません。芝生の上で過ごすなら、葉が細くて肌ざわりの良い高麗芝がおすすめです。野芝は葉が太くチクチクしていますが、高麗芝よりも寒さに強いため、緑の見た目を維持したい場合に向いています。

西洋芝

西洋芝には寒地型と暖地型があり、寒地型の芝は冬でも緑を保つ常緑性があるため、冬の間も美しい景観を保てます。そのため、ゴルフ場の芝や北海道などの寒冷地でよく選ばれている芝生です。ただし、夏の暑さには弱いため、関東以南では管理が難しいとされています。病害虫にも弱いため、日本芝と比べてメンテナンスに手間を要します。

天然芝の手入れ

芝刈り

天然芝の手入れの基本となるのが芝刈りです。芝の成長速度によって異なりますが、2~3週間に1度ほどは芝刈りが必要です。定期的な芝刈りは芝の目を緻密にするので、雑草の侵入防止にも役立ちます。芝刈り機には仕上がりがキレイなリール式と雑草も一度に刈れるロータリー式があり、手動から電動までさまざまなラインナップがあります。最近では手間をかけずに手入れできる自動芝刈り機もあり、定期的に芝を自動で刈ってくれるので便利です。

雑草駆除

芝刈りと同時に手入れしたいのが雑草の駆除です。雑草がたねをつけると駆除には手がかかるので、雑草が生えてきら根からしっかりと取り除きましょう。

目土入れ

芝生栽培に適した専用の土を芝生のすき間に入れることで、芝の発芽や発根を促す効果があります。芝生の密度が足りないときや芝が生え揃っていないポイントに芝を増やしたい際には、この「目土入れ」を行いましょう。芝生が芽吹く春のシーズンに目土入れをすると、冬の間に枯れてしまった芝生が再び育ちやすくなります。

エアレーション

芝生の土の通気性や透水性を改善するために行うのがエアレーションです。芝生に穴をあけて空気を通りやすくする手入れ方法で、レーキ(熊手)やローンスパイクなどを使って深さ5~10cmの穴を5~10cm間隔であけていきます。

施肥

芝生はいきた植物なので、芝を美しく保ちたいなら定期的に肥料を与えることも大切です。日本芝の場合は4~8月の間に月1回、西洋芝は3~6月、9~12月に月1回施肥を行いましょう。ただ、肥料が多すぎると芝生が育ち過ぎてしまいます。芝生に適した肥料の規定量を守りつつ、撒くときにムラができないよう均一に撒いてください。

人工芝のメリット

手間がかからない

天然芝に比べてメンテナンスが不要な点が人工芝の最大のメリットです。葉が伸びたり病害虫が発生したりすることもないため、芝刈りや施肥なども必要ありません。冬でも枯れることがないため、年間を通して緑を維持したい際におすすめです。

日陰でも施工できる

天然芝の場合、日光が当たらないところに植えることはできませんが、人工芝なら日当たりを気にせずに施工できます。

人工芝のデメリット

費用がかかる

天然芝に比べて費用が高い点が挙げられます。工事費用の相場にはあまり違いはありませんが、芝そのもののコストが違います。天然芝の場合は1平方メートルあたり3,000円程度で敷けますが、人工芝は1平方メートルあたり6,000円と、ほぼ倍の費用です。普段の手入れは不要ですが、劣化するため定期的な貼り替えは必要です。貼り替えの度にコストがかかると留意しておかなくてはなりません。

耐久年数に違いがある

人工芝の商品によって、耐久年数が大幅に異なります。特に夏場の人工芝は高温になりやすいので、直射日光が当たる場所は日陰と比べて劣化が早く進むでしょう。人工芝を購入する際には、価格と耐久性を比べた上で選ぶようにしてください。

」豪邸を建てる人のための日本の豪邸施工事例特集
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