豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » 日本の高級家具ブランドの魅力
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快適さと安心感が共存する国産家具で暮らしを彩る

住空間をより豊かで快適なものにするには、良質な家具を選ぶことが重要です。デザインに重きを置いて選びたいという方もいれば、使いやすさや快適さにこだわりたいという方もいるでしょう。後者であれば日本人にとっての使いやすさを追求した家具づくりを行っている国産家具がおすすめです。ここでは、日本の高級家具の魅力やブランドについて紹介します。

こだわり

日本の高級家具の魅力

国産の高級家具ならではの魅力の1つは、日本人が使いやすいサイズ感にあります。特に小柄な体格の方だと海外ブランドのソファやチェアは座面が高すぎて、座りにくいと感じてしまうことも。国産の高級家具なら日本人に合ったサイズ感で作られているので、家具としての使いやすさや快適さを重視するのであれば、国産の高級家具がおすすめです。

また、国産の高級家具は日本で好まれるシンプルな内装に合わせやすい、落ち着いたデザインが多いのも魅力。イタリアやドイツなどで行われる家具の見本市においても、日本の高級家具の優れた木工技術が評価されています。

そのほかにも、家具の修理が必要になった際に、国内でサポートが受けられるというのも国産の高級家具ならではのメリットです。

日本の高級家具ブランド

AD CORE(エーディコア)

1984年に創業し、国内生産にこだわった家具を作り続けているAD CORE DEVISEのオリジナルブランド。イタリアモダンデザインを意識しており、シャープでエッジのきいたデザインが特徴。金属と成形合板など異素材を組み合わせながら、主張しすぎない落ち着いたデザインに仕上げています。

家具は人と接する製品だからこそ、安心して使ってもらえるように、国内工場で認定された材料のみを使用。また、長く愛用してもらえるように強度にもこだわっており、椅子の生産においてはJIS規格の強度試験を行い、3倍以上の回数をパスした製品のみを販売しています。

カリモク家具

1940年に創業して以来、「品質至上」という理念のもと、天然木を使った木製家具づくりを行っている家具メーカーです。国内での自社生産にこだわっており、家具の企画から木材の手配、家具の製造・販売までを自社で一貫して対応。製材・乾燥の工程では徹底した管理を行い、日本の環境に適した品質に仕上げられるように取り組んでいます。

「100歳の木を使うなら、その年輪にふさわしい家具を作りたい」という想いで、天然木の魅力を最大限に引き出すための研究・加工技術の開発を繰り返しながら、高品質の家具づくりを実現。また、人間工学に基づいた座り心地の研究にも長年取り組んでおり、体に負担の少ない家具づくりも進めています。

長く使い続けてもらえるように修理サービスも充実しており、全国各地の拠点でサポートを受けられます。

起立木工

1949年に静岡で創業し、静岡の家具産業の一旦を担ってきた老舗の家具メーカーです。企画開発から製造販売まで自社で一貫して手掛け、人に優しい家具の提供を通して快適な住空間の創造に取り組んでいます。

起立木工では世代を超えて愛される家具を目指しており、素材や丈夫さ、価値のあるデザイン、人に優しい家具を追求。国内に2つの自社工場を所有し、トヨタ生産方式を導入しながら「品質管理」「コスト削減」「納期厳守」「多品種・少量生産」にこだわった家具づくりを行っています。

高野木工

高野木工は家具の生産地として有名な福岡県大川市で創業し、タンスづくりから始まった家具メーカーです。

高野木工が目指すのは、モノとして機能する家具ではなく、「思い出を記憶する家具」。家族の暮らしをそばでそっと見守る存在でありたいと願っており、最先端の機械と家具職人の技術によって、天然木を使った質の高い家具を提供しています。特に塗装・最終仕上げにこだわっており、天然木の個性や美しさ、味わいを引き立たせるようにつくられているのが特徴です。

また、高野木工は、強度や安定性、シックハウス対策など安心・安全・環境に配慮した家具をつくる事業者として、日本家具産業振興会から認定を受けています。

CondeHouse(カンディハウス)

1968年に創業して以来、国内有数の家具の産地として知られる北海道旭川で家具づくりに取り組んでいるカンディハウス。日本だけでなく海外にも販売契約会社を多く持ち、世界中で愛されている家具メーカーです。国内外の著名なデザイナーを多数起用し、妥協のない洗練されたデザインの家具を多く発信しています。

カンディハウスでは北海道産の素材を積極的に使いながら、北海道の自然と日本文化で育まれた和の美意識をデザインとものづくりに反映。長く使えるより良い生活の道具をつくるをコンセプトにしているほか、職人による手仕事と先進加工機の融合によって高品質な製品開発に取り組んでいます。

松創

広島県府中市で創業し、桐たんすや高級和洋家具を生産している松創。世界有数の銘木を原木から仕入れており、製材・乾燥管理・出荷まで自社で一貫して行う生産体制を確立。何年も寝かせて狂いをなくした上質な製材を使用し、職人の匠の技によって立体的で美しいフォルムの家具を生み出しています。

「100年200年も使える本物の家具をお客様に届けたい」という想いで家具づくりの技術を磨き続けており、松創の家具の代名詞とも言えるのが京漆塗の技法を生かした鏡面仕上げです。ポリエステル樹脂を漆塗りのように何層も重ね塗りを行うことで、銘木の美しい杢目を堪能でき、高級感あふれる家具へと仕上げています。

マスターウォール(アカセ木工)

マスターウォールは、「100年後のアンティーク家具へ」をコンセプトにした家具づくりを行っているアカセ木工の高級家具ブランドです。マスターウォールというブランド名には「ウォールナットを極める」という想いが込められており、その名前の通りに世界三大銘木の1つであるウォールナットにこだわった家具ブランドとしても知られています。

ウォールナットの持つ木目の美しさを最大限に引き出すために、余計な加工や飾りをほどこさないシンプルなデザインがマスターウォールの家具の特徴です。直線的で洗練されたデザインをしており、シンプルだからこそ時代に左右されない普遍的なデザインを目指しています。

マルニ木工

マルニ木工は1982年の創業から木製洋家具づくりに取り組んでおり、工芸の工業化をモットーに木材の曲げ技術や人工乾燥技術などの新技術の研究開発に力を入れてきた家具メーカーです。彫刻入り家具の工業化に成功し、1968年に開発したトラディショナル家具「ベルサイユ」は日本の洋家具史上で最もヒットした商品として知られています。

一度は経営が大きく傾いたものの、開発パートナーに世界的なプロダクトデザイナーの深澤直人氏を迎え、世界に通用するデザイン感覚と日本独自の木に対する美意識、そしてマルニ木工がこれまで培ってきた高度な木工技術を融合した「MARUNI COLLECTION」を2008年に発表。そのなかでも「HIROSHIMA」シリーズが特に注目を集め、世界29ヶ国で展開されるコレクションにまで成長しています。

マルニ木工では今でも世界に通用する日本の美しい家具づくりを進めており、国内外のレストランやオフィス、空港などの施設でマルニ木工の家具が採用されています。

ナガノインテリア

1946年に福岡県朝倉市で創業して以来、「MADE IN ASAKURA」を掲げた家具づくりを行っているナガノインテリア。家具のデザインをはじめ、設計や材料加工、組み立て、仕上げ、店舗へのお届けまで自社で一貫して完結できる体制を整えており、顧客の細かいニーズに寄り添ったオンリーワンの家具を発信しています。

無垢素材を使った家具に特化し、優れた耐久性と技術で長く使い続けられるデザインを追求。ナガノインテリアの家具はサイズや張り地、木材の樹種、仕上げを顧客が自由に選ぶことが可能です。顧客が自由に関われる余白を大切にすることで、顧客にとっての特別な家具の実現を目指しています。

日本フクラ

日本フクラは、ウレタンメーカーのイノアックコーポレーションとドイツフクラ社の合弁で設立された家具ブランドです。ソファーを中心とした家具を手掛けており、創業当初から顧客が張り地を自由に選べる「ファブリックオーダーシステム」にこだわり続けています。

日本フクラの家具づくりは、ドイツの家具づくりの技術を受け継ぎながら、日本人が心地よくくつろげる日本仕様のデザイン設計を行っているのが特徴。また、独自の品質基準を設けており、強度・耐久性・安全性を最優先に設計するとともに、厳しい耐久テストをクリアした家具のみを販売しています。

天童木工

1940年に山形県天童市で創業し、成形合板による家具づくりを得意としている高級家具メーカーです。天童木工は終戦直後から成形合板の技術を取り入れ、いち早く実用化させたメーカーとしても知られています。薄くて強い成形合板を使うことで、無垢材とは一線を画す複雑な曲面やフォルムを持った家具を実現。また、日本を代表するデザイナーや世界的な建築家と協業し、多くの名作を生みだしています。

そのなかでも柳宗理がデザインしたバタフライスツールは、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選ばれており、海外でも高く評価された日本を代表するデザインの1つ。豊かな曲面を描く3次元プレス成形やコマ入れ成形などの独自の成形技術を駆使してつくられる天童木工の家具は、皇室をはじめ、企業や官公庁、一流ホテルなどにも導入されています。

パモウナ

愛知県に本社を構え、自社工場でキッチンの食器棚やテレビボード、壁面収納などの家具を生産している家具メーカーです。シンプルで機能的な家具づくりに取り組んでおり、品質や耐久性にこだわった上質な家具を提供しています。

裏付けのある高品質を追求するために自社で試験機を所有し、品質実証テストを繰り返しながら製品開発に反映。家具を使う側の視点や想いに寄り添い、素材や機能性、耐久性、安全性にこだわった家具づくりを行っています。

冨士ファニチア

冨士ファニチアは徳島で1959年に創業した家具メーカーです。徳島は日本の和洋家具製造の礎を築いたとされる船大工や指物師の技術がかつて集まっていた地で、その技を受け継いだ技術者によって冨士ファニチアが誕生しました。

冨士ファニチアは優れた成形技術を有しており、美しい曲線を持ったフォルムの家具をつくることでも有名。そのほかにも、家具づくりに必要なさまざまな技術や設備を保有し、高品質の家具づくりを目指しています。

多くのデザイナーや他業種メーカーとコラボレーションをしながら、2010年にオリジナルブランドを発表。好きな樹種や塗装色、ファブリックを選べる完全受注生産で、顧客が本当に欲しい家具を1つひとつ丁寧にカタチにしています。

Ritzwell(リッツウェル)

道具としての役割を果たすだけでなく、人の心を動かす家具づくりを目指しているリッツウェル。合理化・量産化の流れに逆行するように、職人の手仕事ににこだわったMade in Japanの家具づくりを貫き通している家具ブランドです。

リッツウェルは家具の本場イタリアで開催される世界最大規模の家具見本市ミラノサローネにも出展し、洗練されたデザインが海外でも高く評価されています。実用性と審美性の視点からブラッシュアップを何度も重ねており、心地よさと美しさが共存しているのがリッツウェルの家具の魅力です。

TIME & STYLE(タイムアンドスタイル)

タイムアンドスタイルは、株式会社プレステージジャパンが手掛けている家具ブランドです。日本の伝統技術を現代の生活に進化させたデザインをコンセプトにしており、素材のもつ手触りを大切にした長く使い続けられるものづくりを追求。家具のほかに、照明やテーブルウェア、タオルなども製作しています。

北海道に自社工場を設立し、北海道産の丸太の仕入れから製材、乾燥、木取り、加工、塗装まで自社で一貫して対応。機械による製作は最小限にとどめており、職人による手仕事で受注品を1つひとつ丁寧に仕上げています。

浜本工芸

1948年に創業して以来、国内生産にこだわった高品質な家具づくりに取り組んでいる浜本工芸。ナラ材・オーク材にこだわっており、より繊細で美しい木目を持った素材を厳選して使用しています。

また、家具をデザインするうえで、強度・耐久性を何より重視しているのも特徴です。家具を使用する人の気持ちに立ち、安全面に重点を置いた商品を開発。ベストセラー商品においてもマイナーチェンジを繰り返しており、安心・安全にこだわった家具を提供しています。

発売開始から10年、20年経つロングセラー商品も多く、長く愛され続けている家具メーカーです。

綾野製作所

食器棚をはじめ、キッチンキャビネットやテレビボード、壁面収納などの収納家具を手掛けているメーカーです。家具メーカーとして培ってきたノウハウを生かし、機能美と造形美を両立させた家具を実現しています。新製品の開発時には試作を何度も繰り返し、使いやすさを徹底的に追及。長く使ってもらえるように、部品1つひとつにまでこだわった家具づくりに取り組んでいます。

綾野製作所では、好きなアイテムを選んで組み合わせられるユニット式を採用しているのも特徴です。また、空間や使い勝手に合わせて高さ・幅・奥行のサイズをカスタマイズでき、人にも空間にもぴったりとフィットする家具を提案しています。

秋田木工

1910年に創業して以来、100年以上に渡って曲木家具をつくり続けている専門工房です。無垢材を立体的にひねりあげる曲木加工の技術を専門としているのは、日本では秋田工房のみ。積み重ねてきた伝統を継承しながら、熟練の職人たちの手によって生み出される美しい曲線が秋田工房の家具の魅力です。

秋田木工の曲木技術は有名なデザイナーにも愛されており、日本を代表するデザイナーの柳宗理や剣持勇などと協業し、スタッキングスツールや肘掛け椅子、曲木鏡などの名作を発信。「時を紡いでいく色褪せない『本物』を届け続けたい」という想いでつくられる曲木家具の機能性や実用性、美しいフォルムが評価され、数々のグッドデザイン賞も受賞しています。

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