豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » プールのある豪邸を建てる
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自宅にプールを持つ、
リゾートのような暮らし

海外の別荘やリゾートホテルで見た、プールのある水景。あの景色を日常のなかへ取り込めるのが、プール付きの豪邸です。屋外に大きくインフィニティプールを取るか、天候に左右されない室内プールを組み込むか。選び方ひとつで、住まいの表情も暮らし方も大きく変わります。ここでは、そんなプールのある豪邸をテーマに、屋外・室内それぞれの特徴から、形状や素材の選び方、周辺の設計、日々の維持管理までを紹介しています。

こだわり

プールのある豪邸の魅力

自宅にプールがあるという暮らしは、住まいそのものをリゾートに変えてくれる特別な選択です。朝は水面に映る光を眺めながらの朝食、休日は家族や友人を招いてのプールサイドの食事、夜はライトアップした水景を眺めながらのくつろぎ——外に出かけずとも、非日常が日常のなかにあります。

体を動かす場としての価値も見逃せません。子どもの水泳練習、大人の運動不足解消、夏の水遊び。天候や時間を気にせず、自分たちのペースで水と親しめる住まいは、家族の健康を長く支えてくれる存在にもなります。

意匠の面でも、プールは豪邸の主役です。リビングの窓越しに広がる水面、水面が天井や壁に映す揺らぐ光、夜の照明が水と一体になって生む景色。プールは単なる設備ではなく、住まいの表情そのものを形づくる要素と言えます。

夜のプールもまた特別な光景を生みます。水中照明と周辺のライトアップを組み合わせれば、水面が鏡のように景色を映し、住まいの外観そのものをドラマチックに変えてくれる存在にもなるはずです。

屋外プールと室内プール、それぞれの特徴

プール付きの豪邸を検討する際、最初に決めたいのが屋外にするか室内にするか。それぞれの特徴を押さえたうえで、敷地の条件や暮らし方に合う形を選んでいきます。

屋外プール

庭と一体化した開放感、太陽の光を浴びながらの水浴び、夜空の下でのくつろぎ——屋外プールの魅力は、自然のなかで水と親しめる伸びやかさにあります。芝生やウッドデッキ、植栽と組み合わせて、庭全体をリゾートのように仕立てられるのも大きな強みです。

一方で、屋外プールには季節の制約があります。日本の気候では、快適に泳げる季節がおおむね5月から10月に限られる地域が多く、それ以外の時期は水景として楽しむ形が中心。落ち葉や虫、雨風による水質の変化への対応も欠かせません。

室内プール

天候や季節に左右されず、プライバシーを保ちながら一年中使えるのが室内プールの魅力です。人目を気にせず泳げるため、健康維持や本格的なトレーニングを目的にする方にも向いています。

設計面では、湿気対策と換気計画がとくに重要になります。プールから立ち上る水蒸気を効率よく排出する換気システム、結露を防ぐ断熱・気密の設計、そして温度と湿度を安定させる空調計画。屋外プールに比べて設備面の作り込みが多くなる分、初期設計の段階から専門的な検討が欠かせません。

プールの形状と素材、周辺の設計

プールの形状や素材、周りの空間の設え方によって、住まいの印象と使い勝手は大きく変わります。以下の視点から、全体像を組み立てていきましょう。

形状の選び方

もっとも一般的なのが、長辺で泳ぎやすい長方形。運動目的にも向き、清掃やメンテナンスもしやすい形です。景観を重視するなら、水面が地平線と一体に見えるインフィニティプールや、水が縁からあふれてまわりに落ちるオーバーフロープールが候補になります。

ラウンドや自由曲線を用いたフリーフォームは、庭の造形と馴染ませやすく、リゾートホテルのような柔らかな雰囲気を生みます。敷地の形や住まいのテイストに合わせて選んでいくのが基本です。

素材と仕上げ

プール内部の仕上げには、モザイクタイル、大判タイル、ステンレス、塗装仕上げなどの選択肢があります。モザイクタイルは水面越しに見た表情が豊かで、光の反射も美しいのが特徴。大判タイルは目地が少なく清掃性に優れ、モダンな印象に仕上がります。

ステンレス製のプールは、シャープで洗練された佇まいと高い耐久性を持ちます。素材によって水の色味や輝きが変わるため、住まい全体の雰囲気と合わせて選ぶことが大切です。

プールサイドと周辺空間

プールを主役にするなら、周辺の空間設計も同じくらい重要です。プールサイドにはウッドデッキや石張り、大判タイルなど、素足で歩いて心地よい素材を選びます。日陰をつくるパーゴラや、屋外用のソファ・ダイニングを配置すれば、プールサイドそのものが第二のリビングになります。

プールから室内に戻る動線も忘れず設計したい部分です。シャワーや更衣スペース、タオル収納、屋外用の水回りを近くに設けておくと、日々の使いやすさが大きく変わります。

機械室と設備の配置

プールにはろ過装置や循環ポンプ、加温設備、配管を収める機械室が必要です。機械音や熱がリビングや寝室に影響しないよう、離れた位置に配置し、防音・防振の対策を組み込みます。将来のメンテナンスを考えて、機械室へのアクセスや点検スペースを十分に確保しておきましょう。

加温設備は、ガス、電気ヒートポンプ、太陽熱温水など複数の選択肢があります。年間の稼働時間やエネルギーコスト、住まい全体の設備計画と合わせて選ぶと、後々のランニングが安定します。

安全性への配慮

プールの設計で忘れてはいけないのが、子どもや来客の安全確保です。プールエリアへの門扉や柵、水面のカバー、水中への転落を検知するアラームなどを組み合わせて、事故を未然に防ぐ仕組みを整えておきましょう。

深さも用途に合わせて設計します。一部を浅く、一部を深くする段差型は、大人の運動と子どもの遊びを両立できる形。小さなお子さまのいるご家庭では、竣工時からベビーゲートを組み込むケースもあります。

プールのある豪邸の窓・開口部を考える

プールのある豪邸では、プールそのものだけでなく、室内からどのように見えるかも住まいの印象を左右します。リビングやダイニングから水面を眺められるように窓や開口部を配置すれば、プールを庭の一部として日常的に楽しめます。昼間の景色だけでなく、夜の照明まで考えて開口部を計画すると、時間帯によって異なる表情を楽しめます。

リビングからプールを眺める

リビングからプールが見えるようにすると、水面や庭の景色が室内のインテリアの一部になります。ソファに座ったときやダイニングで食事をするときなど、普段過ごす場所からプールを眺められる配置にすると、プールを使わない時間もその存在を楽しめます。プールとリビングの間に植栽を配置するなど、視線の抜け方を調整する方法もあります。

大開口で室内とプールをつなげる

プールに面した大きな窓や開口部を設けると、室内から屋外へ視線が抜け、空間を広く感じやすくなります。テラスやデッキを室内とプールの間に設ければ、リビングから屋外へ出やすくなり、室内とプールサイドを行き来しやすい動線もつくれます。開口部の大きさだけでなく、窓を開けたときの使い方まで考えて計画すると、プールのある暮らしをより活かせます。

夜のライトアップを室内から楽しむ

プールは夜になると、水面や周囲の照明によって昼間とは違った雰囲気になります。そこで、室内からプールを眺めたときの見え方も考えて照明を計画します。水中照明やプールサイドの照明、植栽のライトアップなどを組み合わせると、窓越しに見える景色に奥行きが生まれます。夕食後にリビングで過ごしながらプールを眺めるなど、プールを使わない時間にも楽しめる空間になります。

維持と長く使うための設計

プールは建てて終わりではなく、日々の管理と定期的なメンテナンスで長く楽しむ設備です。竣工後の使いやすさは、設計段階の工夫で大きく変わります。

水質管理と清掃

プールの水質は、塩素などの薬剤による殺菌と、ろ過による循環でクリアな状態を保ちます。近年は、塩素臭を抑えたオゾンやUV(紫外線)と組み合わせた方式や、塩を電気分解して塩素をつくる方式も選ばれています。ライフスタイルや家族の肌質に合わせて選ぶと安心です。

清掃には、水中を自動で掃除するロボット式のプールクリーナーが一般的です。日常の細かな清掃は自動で任せつつ、専門業者による定期メンテナンスを組み合わせるのが、もっとも手軽で確実な方法になります。

冬期と長期使用への対応

屋外プールを冬期に使わない場合、水を張ったまま冬越しさせるか、水を抜いてカバーをかけるかを選びます。凍結による設備の破損を防ぐため、配管の水抜きや保温、カバーの選定は設計時に決めておきたいところです。

室内プールでも、旅行や長期不在時の水質管理、換気の維持は必要になります。自動運転で最低限の循環と換気を保つシステムを組み込んでおくと、いつでも安心して使い始められる住まいになるでしょう。

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