豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » おしゃれな螺旋階段を取り入れて豪邸をランクアップさせよう
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そもそも螺旋階段とは

螺旋階段は、柱を軸にして螺旋を描くように作られた曲線的な階段のことです。螺旋とは、貝殻のように渦を巻いた状態のことを意味し、螺旋階段も上から見ると渦を巻いているように見えます。均一な渦を描く螺旋階段だけでなく、スペースに合わせて楕円の渦を描く螺旋階段もあり、デザインのバリエーションも特徴です。

アーティスティックなデザイン性があるため、美術館や博物館、商業施設などに取り入れられています。宮殿や教会など豪華な歴史的建築物にも多く設置されているので「螺旋階段=豪華・品格が高い」というイメージがあり、まさに豪邸にはぴったりの階段だといえるでしょう。

こだわり

螺旋階段のメリット

オブジェのような美しさ

螺旋階段のメリットは、オブジェのように美しく、独特の存在感を放つことです。階段としての機能を持ちながら、空間にアートのようなアクセントをプラスしてくれます。住宅は直線が多いレイアウトになりがちです。螺旋階段で美しい曲線をプラスすることで、よりスタイリッシュな空間づくりができるでしょう。

省スペースになる

螺旋階段は直線的な箱型階段よりも設置に必要なスペースが少ないというメリットもあります。都心などで十分な土地が確保できない場合でも、螺旋階段ならスペースを無駄にすることなく階段を設置することが可能です。

空間に広がりをもたらす

箱型階段はその性質上、階段が壁で囲まれてしまい、密閉された空間になってしまいます。しかし、螺旋階段は階段が壁で囲まれていないため、圧迫感がありません。空間に広がりが生まれ、開放的な印象をプラスしてくれます。光を取り入れやすく明るい空間づくりができることも、螺旋階段のメリットです。

螺旋階段のデメリット

大きな荷物を運びにくい

螺旋階段は家具など大きな荷物を運びにくいというデメリットがあります。とくに引越しの際は、荷物の移動が大変だと感じてしまうでしょう。階段のサイズによっては運搬ができない家具もあり、クレーンや手吊りでの作業が必要となることもあります。

転倒・転落のリスクがある

オープンなデザインが多く、内側と外側で踏み板の幅が異なる螺旋階段は、転倒・転落のリスクが高いのもデメリットです。とくにお子さんや高齢者がいる場合は、安全性に不安を感じるケースもあるでしょう。ベビーゲートや落下防止ネットを設置するなど、対策が必要です。夜間も踏み外してしまいやすいので、足元に十分な明かりを確保するなどの工夫も必要になります。

豪邸に螺旋階段を取り入れるポイント

安全性とデザイン性を兼ね備える

アートのような美しさがある螺旋階段は、デザインのバリエーションも豊富です。しかし、デザイン性だけを重視してしまうと、階段としての機能性や安全性が損なわれてしまいかねません。見た目のおしゃれさだけでなく、使いやすい階段かどうかも意識することが大切です。手すりや柵、踏み板の幅など、十分な安全性が確保できるかを考えて設計しましょう。手すりの格子の数が多ければ多いほど、落下のリスクを軽減できます。ただ、採光性は落ちてしまいますので、バランスを考えることが大切です。

空間とマッチするデザインを選ぶ

自由度の高いデザイン性が魅力の螺旋階段ですが、空間の雰囲気にマッチしないデザインを選んでしまうと、チグハグな印象になってしまいます。ナチュラルなテイストの空間なら天然木をメインに、モダンな空間ならスチールをメインにするなど、素材選びも重要です。さまざまな螺旋階段をチェックして、イメージを膨らませてみましょう。

間取りを考慮したサイズ感にする

省スペースな螺旋階段ですが、存在感があるため、思っている以上に目立ちます。間取りに対して大きすぎる螺旋階段にすると、逆に圧迫感が生まれてしまうこともあるでしょう。間取りを考慮してバランスのいいサイズを選ぶことが大切です。図面だけでは想像しづらいので、イメージパースなどを用いて、しっかりシミュレーションするようにしましょう。

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