豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » 豪邸にぴったりな濡れ縁で庭を楽しめる家づくりを
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濡れ縁とは

濡れ縁(ぬれえん)は、外壁よりも外側に張り出している床のことです。濡れ縁という名前のとおり、屋根がないため雨が降ると濡れてしまう場所であることから、濡れ縁と呼ばれるようになりました。

リビングや寝室など、リラックス空間に設置されていることが多く、裸足のまま外に出られるのが特徴です。裸足のまま外の空気を感じられ、腰掛けて陽の光や星空を楽しむこともできます。

こだわり

ウッドデッキと濡れ縁の違い

濡れ縁と混同されやすいのがウッドデッキです。どちらも外壁よりも外側に設置されるものですが、ウッドデッキがガーデンチェアやテーブルなどが設置できる広々としたものなのに対し、濡れ縁は軒下に収まる程度の奥行きという違いがあります。

また、ウッドデッキは洋風なデザインであることが多いです。濡れ縁は和風建築や和モダンにマッチします。

縁側と濡れ縁の違い

縁側は掃き出し窓に面している廊下状のスペースのことを指します。外壁よりも内側にあるため、屋根があり、濡れる心配はありません。一方、濡れ縁は、外壁より外にある床のことです。軒下に収まっていることがほとんどですが、雨が入り込んでしまいます。

縁側・濡れ縁が単体でしつらえてある住宅もあれば、縁側から濡れ縁につながっている作りの住宅もあります。

豪邸に濡れ縁を取り込むコツ

配色にこだわる

濡れ縁をおしゃれに豪邸に取り込むためには、建物と濡れ縁の配色にこだわりましょう。一体感を出すためには同系色にするのがおすすめですし、アクセントカラーを選んで建物に個性を作るのもおすすめです。また、室内→縁側→濡れ縁とグラデーションになる配色にすると、統一感を出しながらも、印象的な家づくりができます。

フローリングと一体化させる

室内と濡れ縁の間には掃き出し窓を設置しますが、フローリングと濡れ縁の素材や色を一体化させることで、居室を広く見せる効果が得られます。より開放感のある空間づくりができるでしょう。

幅を広くとってテラスのようにする

濡れ縁は軒下に収まるサイズが一般的ですが、幅を広く取ることでガーデンチェアやテーブルを置き、テラスとして使うことができます。このタイプの濡れ縁なら現代的な作りの建物にもマッチしやすいです。

家を囲むように濡れ縁を設置する

濡れ縁は必ずしも直線でなければならないというわけではありません。家の凹凸に沿って、家を囲むように濡れ縁を設置すれば、庭と家により一体感が生まれます。濡れ縁を歩けば、裸足のままで庭のさまざまな表情を楽しめます。

中庭に濡れ縁を設置する

近年は周囲からの視線を気にせずに済む中庭を設置する住宅も増えてきています。プライベートな空間である中庭に濡れ縁を設置すれば、誰の目を気にすることなく、昼間に寝転んで読書をしたり、夜にお酒を楽しんだりという使い方ができるでしょう。庭との距離感も近くなるので、中庭の魅力をより堪能できます。

豪邸に濡れ縁を取り込む際の注意点

濡れ縁は軒下にあるものの、雨風にさらされてしまう場所です。そのため、デザインだけでなくメンテナンスのしやすさも考えて素材選びをすることが大切になります。濡れ縁に用いられる素材は次の章で紹介するので、参考にしてみてください。

また、裸足で外の空気を感じられる濡れ縁ですが、こまめに掃除をしていないと汚れてしまいます。豪邸に濡れ縁を取り込むのであれば、室内と同じようにこまめに掃除をする習慣をつけましょう。

濡れ縁によく用いられる素材

天然木

質感や風合いを楽しむなら、経年変化も楽しめる天然木がおすすめです。濡れ縁の素材としては最もポピュラーで、価格も抑えられるのが特徴です。ただし、天然木はメンテナンスに手間や費用がかかってしまい、怠ると劣化してしまいます。見た目と扱いやすさの両面から考えて、慎重に検討しましょう。

樹脂木

樹脂木は、樹脂に天然木を粉砕したものを混ぜ、固めて作られる素材です。天然木が持つ木の風合いを残しつつ、雨風にも強い素材として注目されています。塗り替えなどのメンテナンスは必要なく、汚れも落としやすいです。ただ、天然木やこの後紹介するアルミ素材よりも、費用がかさんでしまいます。

アルミ

錆びや腐食の心配がないアルミも、濡れ縁の素材として人気があります。軽量でありながら丈夫な素材なので、メンテナンスも比較的楽です。汚れも落としやすく、おしゃれな濡れ縁を保ちやすくなります。ただ、樹脂木よりはコストが抑えられるものの、天然木よりは費用が高くなる傾向にあるので注意しましょう。また、アルミの性質上、夏は非常に熱く、冬は非常に冷たくなってしまいます。濡れ縁でくつろぎたいと思っている方は、避けた方がいいでしょう。

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