豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » 石張りの外壁
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石張りの外壁がもたらす
ワンランク上の高級感

大理石や御影石、レンガなどの石材を使った石張りの外壁は、豪邸にふさわしい高級感や重厚感あふれる雰囲気を演出できるのが魅力です。高級住宅街の中にあってもひときわ目を引く特別な存在感と美しさがあり、ステータスを演出する装置としての役割も期待できるでしょう。

こだわり

石張りの外壁のメリット

高級感のある外観を演出できる

石張りの外観は、ヨーロッパを彷彿とさせるデザイン性の高さが魅力です。また、高級感や重厚感あふれる独特な雰囲気で、ワンランク上の豪邸を演出できるメリットもあります。豪邸らしさをより堪能したいのであれば、石張りの外壁を検討してみてはいかがでしょうか。

耐久性・耐火性・耐熱性に優れている

外壁材としてよく使用されるサイディングに比べて、石材は耐久性に優れており、紫外線や風雨による劣化が少ないのが特徴です。耐火性も高いため、隣家が火事になったとしても影響を受ける心配がほとんどなく、延焼の危険性から住人を守れるのが強み。また、外の熱を通さないので冷暖房の効率を高められ、電気代を節約しながら年間を通して快適な室温を維持できるのも石張りの外壁のメリットです。

メンテナンスしやすい

住まいは美を楽しむだけの芸術品ではないため、長く快適に過ごすためのメンテナンス性も重要になってきます。石張りの外壁に使用される石材は耐久性が高いため、定期的な再塗装は必要ありません。ただし、石材を張り付けているモルタルや接着剤の接着力は徐々に弱まるので、石材が外壁から浮いたり剥がれていたりしていないか、定期的なチェックが必要です。

石材の浮きや剥がれを発見した場合でも、不具合のある部分だけをメンテナンスすれば良いため、大がかりな工事が必要になることは少ないでしょう。

石張りの外壁のデメリット

重量の増加による耐震性の低下

石張りの外壁に使用される石材は重量があるため、建物の構造に負担がかかってしまい、耐震性が低下する恐れがあります。地震の発生時に倒壊の危険性が高まるので、地震大国の日本では注意が必要です。そもそも耐震基準を満たない石材を外壁に使用することはできませんが、それでも耐震性に不安がある場合は軽量の石材を選ぶと良いでしょう。

施工費用が高い

石張りの外壁は材料となる石材が高く、さらに取り付けにも多くの人手と時間が必要になるため、施工費用がかなり高額になります。石材の中でも天然石などの生産量が限られるものは高額になりやすいので、予算と相談しながら石材の種類を検討しましょう。

石張りの外壁の種類

外壁に使用される石張りの種類によって、外観の雰囲気が変わってきます。外壁に使用される石張りは、主に天然石やレンガ、タイル、人工石などです。理想とする豪邸に仕上げるためにも、石張りの種類ごとの特徴や見た目の違いについて把握しておきましょう。

天然石

自然から採取される天然石は人工石にはない独特な風合いが魅力で、豪邸の外壁にふさわしい高級感ある雰囲気に仕上がります。天然石にも色々な種類があり、ブランド石材だけでも30以上の種類が存在。種類によって質感や色合いが変わってくるため、さまざまな天然石を見比べながら検討すると良いでしょう。

外壁に使用されることが多い代表的な天然石には、大理石や御影石、そして錆バラ(花崗岩)があげられます。それぞれの天然石の特徴について見ていきましょう。

大理石

豪邸をはじめ、ホテルや美術館、デパートなどの壁や床、カウンターなどに使われており、高級感のある石材と言えば大理石を思い浮かべる方も多いでしょう。

鏡のような光沢が美しく、多彩な色調や独特の斑紋でさまざまな表情を見せてくれるのも大理石の魅力です。非常に硬い大理石は耐久性も高く、凸凹のないツルっとした面をしているので掃除もしやすいのが特徴。一方で、酸やアルカリに弱いので、洗剤などが付着すると変色しやすい点に注意が必要です。

御影石

御影石は墓石にも使われている石材で、非常に硬くてキズがつきにくいのが特徴です。また、吸水性が低いので、キッチンやトイレ、洗面所などの水回りの壁にも適しています。石張りは色の選択肢が少ないことも多い中、御影石はカラーバリエーションが豊富なのも魅力。黒やグレー、薄桃色、赤、緑など多種多様なため、好みの色合いのものを見つけやすいでしょう。

御影石は日本を含む世界各地で産出されており、なかでも一大産地と言えるのが中国とインドです。産地・石種によって色合いや特徴、価格などが変わってくるため、御影石を使用したい場合はハウスメーカーや工務店で取り扱っている御影石を確認しておくと良いでしょう。

錆バラ(花崗岩)

花崗岩の一種で、薄茶色の模様が錆を連想させることから錆バラと呼ばれています。硬度が高く、耐摩耗性に優れているため、外壁によく使用される石材です。外壁だけでなく内壁にも使用することが可能。錆バラで重厚感を演出したいのであれば、壁一面に張るのがおすすめ。どこにどれだけの錆バラを張るかによっても雰囲気が変わってくるため、デザインのアクセントとして取り入れたいなら一部にだけ張ると良いでしょう。

人工石

人工石とは、天然石を模倣して人工的に作り上げた石材のことです。その製造方法にはさまざまな種類がありますが、一般的には、砕いた天然石をベースにセメントや着色料などを混ぜ合わせて成形する方法が多く採用されています。質の良いものであれば天然石の性能に匹敵すると言われていますが、高級感という点では天然石に軍配が上がるでしょう。

ただ、人工石は建物の耐震性能に合わせて重量が調節されていることが多いため、外壁に取り入れやすいのが魅力です。価格も天然石に比べて安価なので、外壁費用を抑えたい方に適しています。

レンガ

レンガは主原料の粘土を乾燥、もしくは焼き固めて成形した石材です。レンガの外壁というと職人が1つひとつ積み上げていくイメージがありますが、近年では張り付けて作るケースが増えています。

レンガの中でも外壁に使用されることが多いのは、スライスレンガです。スライスレンガは本物のレンガを薄くスライスした外壁材で、ブロックのレンガに比べて軽量で住宅の安定性も高まるため、地震の多い日本ではスライスレンガを使った外壁が主流となっています。

レンガの外壁はヨーロッパを思わせる洋風な住宅との相性が良く、さらにアンティークな雰囲気を演出できるのが魅力です。

タイル

原料の粘土を焼き固めて成形した石材です。かなり多くの種類の外壁用タイルが販売されているため、理想の外観に仕上げやすいのが魅力。また、モダンで高級感のある雰囲気を演出できることから、マンションやアパートなどの外壁にも使用されています。メンテナンスの手間がそれほどかからず、機能面で優れているのもタイルが外壁材として広く使用されている理由です。

石張りの外壁で豪邸のランクを高める

石張りの外壁は、豪邸にふさわしい高級感と重厚感を演出できることから、高級住宅街の中でもワンランク上の住まいを実現することが可能です。洋風な住宅と組み合わせれば、ヨーロッパを彷彿とさせるおしゃれな雰囲気に仕上がります。石材の種類によって外観の印象も変わってくるため、施工実績が豊富なハウスメーカーや工務店などと相談しながら、理想の豪邸を実現できる石材を検討しましょう。

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