豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » ビリヤードルームをつくる
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大人の遊び時間を、
家の中に。

ビリヤード台がある部屋には、独特の落ち着いた空気があります。友人を招いてキューを握る夜も、家族と気楽に一戦楽しむ休日も、家の中に自然と入ってきます。豪邸のビリヤードルームの魅力と、部屋の広さ・照明・床材といった押さえておきたい設計のポイントをまとめました。

ビリヤードルーム

ビリヤードルームの魅力

大人だけの遊び場になる

ビリヤードは、勝ち負けだけでなく、キューを構えた瞬間の集中や、球が転がる音、玉を撞くリズムそのものが楽しみになる遊びです。1台の台があるだけで、部屋には独特の落ち着いた空気が生まれます。静かな夜、ひとりでキューを握る時間もいいですし、来客と軽く一戦して会話が弾む時間も贅沢です。使い方が幅広いのが、ビリヤードルームの魅力です。

来客との会話が広がる

座って話すだけの席とは違い、ビリヤードは立ち上がって動きながら会話が続きます。順番を待つあいだの雑談や、ショットにまつわる笑いが、初対面同士の距離を短くしてくれます。経営者や海外の友人を招く機会が多い家では、ビリヤードルームがコミュニケーションの場として機能します。名刺交換のあとの気軽な一戦から、思わぬ話が生まれることもあります。

バーやシアターと組み合わせやすい

ビリヤードルームは、単体で作るよりもバーやシアタールームと隣接させると、遊びの選択肢が広がります。撞いて、飲んで、映画を観る。大人の夜の過ごし方が、家の中で完結します。部屋を仕切らずに緩やかにつなげておくと、家族や来客が思い思いの時間を過ごせる開放感のある空間になります。

部屋の広さの目安

台のサイズと必要な余白

ビリヤード台は、公式サイズで長さ2,540mm×幅1,270mm(9フィート)が基本です。台の周囲には、キューを引くための余白として、最低でも各辺1,500mmずつ確保する必要があります。目安として、長辺方向で5.5m、短辺方向で4.3m以上。畳数にすると10〜12畳ほど。よりゆったり楽しむなら14〜16畳確保できると、動きに窮屈さが出ません。

天井の高さ

キューは長く、上方向にも動かします。天井高は2.5m以上あると安心で、シャンデリアや吊り下げ照明を使う場合は、床から照明の底までの高さもあわせて確認しておきましょう。高天井や吹き抜けと組み合わせると、玉を撞くたびの音の響きも心地よくなり、空間としての格も一段上がります。

快適に楽しむための設計ポイント

床材の選び方

ビリヤード台は1台で200〜400kgと重量があります。床下の補強を含めて、床材は硬さと安定性が求められます。無垢の木材や、床にじかに石を張った仕上げが定番です。台の下に厚手のカーペットを敷くと、玉が床に落ちた時の音や傷を防げます。全体をカーペット敷きにする方法もあり、部屋の雰囲気を落ち着かせるのに効果的です。

照明の当て方

ビリヤードルームでは、台の真上に専用のシェード付きライトを吊るのが基本です。台面全体をムラなく照らせる長さのペンダントライト(3灯タイプなど)が定番です。台以外の場所は、少し落とした明るさに抑えると、台上の緑が引き立ちます。全体をぼんやり、台上だけ明るく。このメリハリで、集中して楽しめる部屋になります。

空調と換気

大人数で長時間遊ぶと、部屋の温度と湿度は上がりやすくなります。エアコンの位置は、台の風下にならないところに設置しましょう。玉の転がりに影響することがあります。葉巻やウィスキーを楽しむ習慣がある家では、においが残らないように換気扇を強めにしておくと安心です。空気清浄機の設置場所も、あわせて計画しておきたいところです。

ビリヤード台の選び方

サイズの選び方

プロ仕様の9フィート(長さ2,540mm)は、本格的にプレーを楽しみたい方向けです。部屋の広さに余裕がない場合は、8フィート(長さ2,240mm)や7フィート(長さ1,930mm)といったやや小ぶりなサイズもあります。「本格派を招く機会があるか」「家族と気軽に遊ぶ用途か」を基準に選ぶと、失敗が減ります。9フィートは迫力がありますが、部屋の広さと予算の両方に響いてきます。

ラシャの色を選ぶ

ラシャの色は、伝統的な緑のほか、ブルー、ワインレッド、グレー、ブラックなど幅広く選べます。緑は落ち着いた雰囲気を、ブルーやレッドは華やかさを、ブラックは重厚感を演出します。部屋の内装や、隣接するバー・シアターの雰囲気と合わせて色を選ぶと、空間の統一感がぐっと高まります。

メーカー選びのポイント

老舗のブランズウィック(アメリカ)、ダイアモンド(アメリカ)、ラスキ(フィンランド)などは、ビリヤード愛好家に信頼されているメーカーです。国内代理店を通せば、設置からメンテナンスまでサポートを受けられます。台の価格は、量産品なら数十万円から、高級ブランドなら数百万円以上まで幅があります。長く使うものなので、実際に見て触れて、質感を確かめてから選ぶのがおすすめです。

ビリヤードルームを設ける位置

地下階に据える

地下階にビリヤードルームを設けると、外からの音や視線を気にせず楽しめます。落ち着いた雰囲気を作りやすく、バーやシアターと組み合わせて「隠れ家のような大人の空間」に仕上がります。地下ならではの湿気対策は必須です。除湿と空調をしっかり計画し、ラシャや木製の家具が傷まないように環境を整えておきましょう。

1階の独立した一室

1階に独立して構えると、階段を使わずに来客を招きやすくなります。玄関やパーティールームから直接アクセスできる位置に置けば、来客との遊びの導線がスムーズです。ただし、外に近い分だけ日差しや騒音の影響を受けます。窓の位置・遮光・防音を丁寧に設計しておきましょう。

吹き抜けや2階の一角

吹き抜けを活かした空間や、2階の一角にビリヤードルームを構える例もあります。天井高がしっかり取れるため、開放感のある空間になりやすく、家全体のシンボル的な部屋として仕上げられます。2階に台を運び入れる場合は、搬入経路の確保が必須です。ビリヤード台は分解して運ぶのが一般的ですが、部材のなかで最も重いスレート(石板)は1枚あたり100kg以上あるため、階段の幅と強度を設計段階から確認しておきましょう。

バーやラウンジと組み合わせる楽しみ方

ビリヤードルームの一角にバーカウンターを置くと、遊びと社交がなめらかにつながります。カウンター越しに雑談を続けながら、順番でキューを握る夜。そんな過ごし方が自然にできるようになります。バーカウンターを設けるスペースがない場合でも、キャビネット型のバー用収納や、ワインセラーを近くに置くだけでも雰囲気が変わります。革張りのソファやスツールを並べると、部屋全体がラウンジのように整います。

メンテナンスで知っておきたいこと

ビリヤード台は、精密な機器のような存在です。ラシャ(緑色の布)は年に1〜2回のブラッシング、数年に1回の張り替えが必要になります。直射日光が長時間当たるとラシャが色褪せするため、窓のそばに置く場合はUVカットフィルムか遮光カーテンを併用します。空調で乾燥しすぎるとクッションゴムが硬化する場合もあるため、湿度は40〜60%を保てると台が長持ちします。

まとめ

ビリヤードルームは、1台の台があるだけで、家に「大人の遊びの時間」を持ち込める空間です。部屋の広さ、天井高、床材、照明、空調、そしてラシャのメンテナンス。これらを丁寧に計画すれば、長く楽しめる部屋になります。バーやシアターと組み合わせて、より深く楽しむ設えにも挑戦してみてください。

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