ドライエリアのメリット
地下室の採光ができる
自然光が入らず暗いイメージがある地下室。実際、地面の下にある全地下室は窓がなく、太陽光が差し込んでくることはありません。ドライエリアを設ければ窓を設置できるため、地上階と同じように採光ができます。
地下室の通気性を高められる
全地下室の場合、湿気がこもりやすいデメリットがありますが、ドライエリアを設置すると開口部ができるため、風を取り入れて自然に換気できるのがメリットです。湿気を解消し快適に過ごせるため、地下室を寝室やリビングなど居室として使えるようになり、生活空間に余裕が生まれます。
ドライエリアのデメリット
コストがかかる
ドライエリアを設けるぶん、通常の地下室よりも建築コストがかかります。また、雨水が流れてくるドライエリアでは、水が溜らないように排水設備もかかせません。そのため、排水設備の分も費用は割高になってしまうのはデメリットでしょう。
防音機能が低下する
地下室にドライエリアを設けると、窓部分が開口部になり通常の地下室よりも防音性能が低くなります。スタジオやシアターなど、防音が必要な空間として地下室を利用したいのであれば、窓側の防音対策も必要で、その場合も予算は多少割高になってしまいます。
ドライエリアにこだわるなら
地下室を設けるには地盤調査が必要なほか、場合によっては地盤改良や補強工事が必要です。さらに、ドライエリアを設置するとなると排水設備工事もあわせて行う必要があり、専門的な知識と施工技術が求められます。
一般住宅ではあまり取り入れられないドライエリアのノウハウをもつ業者選定が鍵となるでしょう。