豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » 水槽・アクアリウム
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アクアリウムという
動くアートを豪邸に。

水槽というキャンバスを使い、自分だけの世界を創り上げるアクアリウム。インテリアの枠を超えたアートピースとして、邸宅の品格を高めます。癒しと華やぎに満ちた空間で、上質な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

こだわり

水槽・アクアリウムの種類

アクアリウムの種類には、淡水魚水槽と海水魚水槽、アクアテラリウム水槽があります。鑑賞できる魚の種類やレイアウトの手法もさまざまで、どのような雰囲気を演出しようか考えるのもアクアリウムの楽しみの1つです。それぞれの水槽の特徴について見ていきましょう。

淡水魚水槽

淡水魚水槽は、メダカやネオンテトラなどの淡水魚を飼育する水槽です。派手な色の魚が少ない淡水魚水槽は水草をメインにレイアウトすることが多いため、自然の風景を楽しみたい、ナチュラルテイストのインテリアと合わせたい方におすすめ。水槽の大きさは30cmサイズからあり、90cmものサイズになると本格的なアクアリウムを堪能できます。

海水魚水槽

海水魚水槽は、人工海水を使ってカクレクマノミやコバルトスズメダイなどの海水魚を飼育する水槽です。岩やサンゴなどを設置して海の環境を再現することで、水族館のような迫力ある空間を演出することが可能。海水魚には色鮮やかな魚が多く、豪華な印象に仕上げられるのも魅力。ただ、海水魚水槽は専門的な知識も必要になってくるため、管理できるか不安な方はレンタルサービスを利用するのもおすすめです。

アクアテラリウム水槽

アクアテラリウムは、水槽の中に水辺と陸地を作って、魚と植物を一度に鑑賞できるようにした水槽のことです。水中部分で熱帯魚や淡水魚を飼育したり、陸地部分で観葉植物や苔などを育成したりと、自由度の高さが魅力。水陸両方の風景を楽しめるほか、こだわりの水景を演出できるため、ありきたりな水槽では物足りないという方におすすめです。

おすすめの設置場所

リビング

リビングに水槽を設置する場合、さまざまな角度から水槽を堪能できるように部屋の中心に配置したり、壁面埋め込み型水槽を選んだり、リビングとダイニングの仕切りとなるように設置したりなどの方法があります。

生活の中心となるリビングに水槽を設置することで、住まいのシンボルとなって空間のグレードを高めることが可能。ただし、人の出入りが多いため、水槽にぶつかって倒してしまわないように安全面に配慮する必要があります。

玄関・エントランス

エントランスの風景にアクセントをつけたい、帰宅したときに水槽で癒されたいという場合は、玄関やエントランスに設置するのがおすすめです。玄関からリビングの生活空間があまり見えないように設置することで、洗練された印象に仕上げることが可能。目隠しを兼ねて水槽を設置する場合は、石や流木などを使った高さのあるレイアウトにする良いでしょう。

リビングからでも水槽を鑑賞できるようにするには、玄関とリビングの間の壁に水槽を埋め込むといった方法もあります。

寝室

寝室に水槽を設置すれば、アクアリウムがもたらす幻想的な空間のなかで癒しの時間を堪能でき、一日の終わりをゆったりとした気持ちで過ごせます。ただし、ろ過装置に落ちる水音やポンプの音が気になって安眠を妨げてしまうこともあるので注意が必要です。音に敏感な方は、音が比較的気にならない淡水魚水槽をおすすめします。

水槽・アクアリウムを設置する際の注意点

水槽の重さと床の耐荷重

水を入れた水槽は見た目以上に重量があり、スタンダードな60cm規格水槽だと水槽自体の重さや砂利などを含めると約70kgにもなります。さらに大きな90cm水槽にもなると総重量が200kgを超える場合も。住宅の床は建築基準法で1平方メートルあたり180kgまで耐えられるように定められていますが、あくまでも基準値なので180kg未満の水槽でも床がたわんでしまうリスクがあります。

大型の水槽を設置したい場合は、建築士や施工業者に相談し、床の補強や重さを分散させるコンパネの設置などを検討しましょう。

水漏れや地震対策を忘れない

水槽を設置する際は、水漏れにも注意が必要です。水替えのときにこぼしてしまったり、地震で水槽が破損して水があふれてしまったりする可能性があります。水漏れ対策として水槽の下に防水マットを敷くようにし、漏電を防ぐために水槽の周囲に精密機器や電化製品を置かないようにしましょう。また、地震で水槽が転倒しないように固定具を使用したり水槽台の中に重りを置いたりなど、安全性を高めるための対策が必要となります。

2階以上の部屋に水槽を設置した場合、水漏れで階下の部屋が被害を受ける可能性があるため、できるかぎり1階に設置するのがおすすめです。

直射日光と室温変化を避ける

水槽の設置場所は、直射日光が当たらず、室温変化の少ないところを選ぶようにしましょう。窓の近くなど直射日光が差し込む場所を避ける理由は、コケや藻が大量発生しやすく、水質の悪化につながりかねないためです。どうしても直射日光の当たりやすい窓際などに設置したい場合は、カーテンや水槽の背面に貼るシートなどを使って日差しを遮る工夫をしましょう。

また、玄関やエアコンの近くなど室温変化の激しい場所は水温にも影響し、魚の病気を引き起こしやすくなるので注意が必要です。

水道や電源の位置を考慮する

水槽の維持管理を考えると、水道やコンセントの場所にも気をつけておく必要があります。たとえば水槽と水道があまりに離れていると水替え作業が大変になるため、間取りを考慮したうえで水槽の設置場所を検討しましょう。また、エアーポンプや照明などの電源を確保する際、床付近にコンセントがあると水漏れの際に漏電のリスクが高まってしまうため、電源の位置は水面よりも高い位置にあるのが望ましいです。生活動線も考慮しながら、適切な配線を検討しましょう。

埋め込み型の水槽は慎重に検討する

「壁に埋め込むアクアリウムは、すっきりとしたデザインで高級感を演出できるのが魅力。ただし、壁に穴を開ける必要があるので、設置に1ヶ月以上かかります。そのため、できるだけ早い段階で建築士や設計士などに相談するようにしましょう。

また、水槽を撤去するときのことも考えなければいけません。水槽のサイズに合わせて穴を開けるため、空間を再利用するのが難しく、デッドスペースになってしまうことも。穴が開いたままだと見た目も良くないため、家族や業者とよく話し合ったうえで、設置を決断することが重要です。

水槽・アクアリウムのメンテナンスの頻度

水槽環境が安定するまでの最初の1ヶ月は、こまめにメンテナンスを行う必要があります。それ以降はバクテリアの増加によって水槽内の浄化システムが整うため、週に1回を目安に水換えや苔の掃除を行うようにしましょう。月に1回すべての水を換えるとなると手間がかかるほか、魚にも負担がかかります。そのため、週に1回のペースで水を3分の1~4分の1ずつ換えることをおすすめします。

旅行で家を空けるときは、熱帯魚で水槽内の密度が高くない場合は、2~3日はエサを与えなくても大丈夫なことがほとんどです。ただし、季節や魚の種類、水槽内の密度によってお世話しなくても問題ない期間が変わってくるため、魚を購入する際にショップで相談してみると良いでしょう。

豪邸の品格を高める癒しのインテリア

アクアリウムは、極上の癒しを暮らしにもたらすラグジュアリーなインテリアです。玄関やリビングなどに設置することで上質な空間を実現し、豪邸の品格を高めてくれます。ただし、アクアリウムを設置する際は、インテリアとしてだけでなく、命を飼うという意識を持つことも大切です。飼育する魚の種類や設置場所を家族と一緒に考えながら、アクアリウムのある優雅な暮らしをカタチにしましょう。

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