豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » 造作家具
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本物の邸宅には、
本物の家具を

住まいの美意識を反映した造作家具は、唯一無二の存在感で豪邸の品格を高めます。既製品の家具ではたどり着けない本物の美しさがそこにはあり、家具の枠を超えた価値をもたらしてくれるでしょう。色、質感、形状までもが空間と調和し、豪邸にふさわしい美しく洗練された空間をつくりだします。

こだわり

造作家具とは

造作家具とは、壁や床に固定して設置するオーダーメイド家具のことで、「作り付け家具」とも呼ばれます。

造作家具とひと口に言っても、間取りや使い勝手などに合わせてイチから設計・製作するフルオーダー家具もあれば、いくつかあるデザインの中から好みのものを選ぶセミオーダー家具まであり、オーダーの種類はさまざまです。基本的にはフルオーダーで製作されることが多く、部屋の壁や床、天井などに固定して設置します。

造作家具のメリット

豪邸にふさわしい高級感を演出できる

細部にまでこだわって設計された造作家具は、量産の既製品では表現できない唯一無二の存在感を放つのが魅力です。ここにしかない美しさと希少性が空間に価値をもたらし、豪邸の品格をさらに高めてくれます。

インテリアの統一で空間の完成度を高められる

既製品の家具だと選択できる色や素材がどうしても限られるため、微妙な色合いや素材の違いで部屋の雰囲気を損ねてしまうことも。造作家具なら部屋に調和する色や素材を選べるため、統一感によって空間の完成度を高められます。豪邸にふさわしい洗練された統一感のある空間づくりがしたいのであれば、こだわりを反映できる造作家具がおすすめです。

緻密かつ柔軟なデザインで無駄なスペースをつくらない

既製品の家具はサイズや形が決まっているため、設置場所によっては無駄なスペースができてしまうことがあります。たとえば壁や部屋の隅を曲線にした場合、既製品でぴったりとフィットする家具を探すのは難しいでしょう。造作家具ならデザインの自由度が高いため、空間にフィットする寸法やデザインで設計・製作することが可能。建築デザインを損ねることのない家具を設置できるのは、造作家具ならではの魅力です。

使いやすさを追求できる

デザイン性だけでなく、使いやすさを追求できるのも造作家具のメリットです。使う人の身長や収納したいアイテムなどに合わせて高さやサイズをミリ単位で調整できるため、家事や整理整頓がしやすくなります。また、棚の中が乱雑になってしまうこともなくなり、洗練された空間を演出できます。

震災時の転倒・落下のリスクが少ない

造作家具は壁や床にしっかりと固定して設置するため、地震の揺れで家具が転倒・落下するリスクを軽減できます。ただ、造作家具によっては棚の中のものが飛び出してしまう恐れがあるので、耐震ラッチ付きの扉を設置するなどの対策を検討しましょう。職人や造作家具メーカーなどと相談しながら万が一に備えて地震対策を施せるのも、柔軟な設計が可能な造作家具のメリットです。

造作家具のデメリット

完成に時間がかかる

造作家具はオーダーメイドでイチから設計・製作するため、事前の打ち合わせにかなりの時間を要します。また、職人が手作業で仕上げるので、完成までに時間がかかってしまうのは留意しておく必要があるでしょう。打ち合わせは理想の家具を製作するうえで重要な工程となるため、打ち合わせから製作までの期間を考慮したうえで、余裕を持ったスケジュールを立てる必要があります。

移動や撤去が難しい

造作家具は壁や床にしっかりと固定して設置するため、簡単に移動や撤去ができません。家族構成やライフスタイルの変化などに合わせて模様替えするのが難しいので、将来的に移動の可能性がある部分については置き家具にする、もしくは後から移動しやすい構造するなどの工夫が必要です。

完成するまで実物を確認できない

既製品の家具だと店頭や写真で完成品を確認できますが、造作家具は完成するまで現物を見ることができません。実際に仕上がった家具を見たときに、思い描いていたものと色合いや質感が若干異なる場合があります。また、使い勝手なども完成してからでないと確認できないため、打ち合わせで詳細をしっかりと決めておかないと、使いづらさを感じてしまうことも。理想とのミスマッチを防ぐには、綿密に打ち合わせを重ねるのはもちろん、完成イメージに近い写真や資料などがあれば持参するようにしましょう。

素材のサンプルやカラー見本などもチェックし、どのような色味やサイズにしたいのかの認識のすり合わせをきちんと行っておくことが重要です。

コストがかかる

工場で大量生産する既製品の置き家具と違い、職人が1つひとつを手作業で仕上げるので、製作にお金がかかります。素材にこだわるのであれば、さらに高額な費用が必要になる場合もあるでしょう。造作家具の製作にかかる費用を理想の空間を実現するための投資として考えられる方なら問題ありませんが、予算が決まっている場合は人目につくところにだけ造作家具を置く、素材を変更するなど、費用を抑える工夫が必要です。

造作できる主な家具の種類

ほとんどの家具は造作家具としてオーダーすることが可能です。そのなかでも、造作に適した主な家具の種類について紹介します。

キッチンカウンター

キッチンカウンターは、キッチンのデザイン性や収納力などにこだわりたい方から人気のある造作家具です。

色や形状が限られるメーカーのシステムキッチンに比べ、自由にカスタマイズできるのが魅力。コの字型のカウンターにしたり、空間に統一感が出るようにダイニングテーブルと同じ色にしたりなどの要望に対応することが可能。料理や洗い物などで毎日使用するキッチンカウンターだからこそ、自分の好みや使い勝手の良さなどを反映できるのは嬉しいポイントです。

キッチンのカップボード

食器棚や小型の家電の設置場所として利用されることの多いカップボードですが、既製品だとサイズが微妙に合わなくて使い勝手の悪さを感じてしまうことも。カップボードは家事動線にも影響するほか、その存在感からLDKのアクセントにもなる要素のため、こだわりを持って製作されることの多い造作家具の1つです。

壁面収納

壁面収納は、収納スペースを増やしたい方に最適な造作家具です。壁を収納スペースとして活用することで棚などを置く必要がなくなるため、洗練された空間を演出できます。お気に入りの小物やアート作品を飾るディスプレイスペースとしても活用でき、デザインと機能性を兼ね備えているのが壁面収納の魅力です。

本棚

読書家の方であれば、家具をオーダーメイドするなら本棚にこだわりたいという方も多いはず。壁一面を本棚にしたり、手持ちの本のサイズに合わせて棚のサイズを決めたりなど、デザイン性と機能性を両立させた理想の読書空間を実現することが可能。ディスプレイ棚と組み合わせたり、キャットウォークを兼ねて階段状にしたりなど、本棚の枠を超えたデザインも楽しむことができます。

テレビボード

テレビボードには、一般的な置き型タイプのほかに、収納一体型とフロートタイプ型があります。

フロートタイプは、床から浮くように部屋の壁面に直接取り付けるのが特徴です。床に直置きしないのでテレビまわりをすっきりとした印象に見せることができ、洗練された雰囲気を演出できます。また、掃除がしやすいのも魅力です。収納一体型はテレビの周辺に収納棚を配置したテレビボードで、DVDやAV機器などを収納できるほか、観葉植物や雑貨などのディスプレイ棚としても活用できます。

洗面台

造作洗面台は、収納スペースや使いやすい高さなどにこだわって設計・製作できるほか、好みの素材やカラーを選べるのが魅力です。間取りに合わせた特殊なサイズでの設計も可能で、さらに水栓やボウルの組み合わせの自由度も高いため、オリジナルの洗面台を実現できます。

ただし、デザインによっては難しい工事が必要になる場合もあるので、ハウスメーカーや工務店などと相談しながら検討するのがおすすめです。

後悔しない造作家具のポイント

長く使い続けられるかを考慮する

造作家具を設計する際は、ライフスタイルが変化しても使い続けられるかを考えることが重要です。たとえば子どもの身長に合わせておもちゃや絵本の収納棚をつくった場合、子どもが成長すると高さが合わずに使いにくさを感じる可能性があります。せっかく造作家具を設置したのにデッドスペースになりかねないため、10年後・20年後も使えるかを考えながら慎重に検討しましょう。

予算を明確に設定する

造作家具は細かなこだわりを反映できる一方で、上限のラインを決めておかないと予想以上に費用が膨らんでしまう可能性があります。想定外の大きな出費を避けたい場合は、打ち合わせ前に予算をあらかじめ決めておくようにしましょう。予算を決めておけば、予算内に収まるように素材やサイズ、デザインを調整できます。

使い道をはっきりしておく

使い道をはっきりとさせないまま造作家具をオーダーすると、完成後に「既製品でもよかった」「もっとコンパクトなサイズにしてもらえばよかった」など後悔の原因になることがあります。そうならないようにするには、どのようなシーンで使用するのか、何を収納するのかなど使い道を具体的にイメージし、造作家具である必要性も含めて検討しましょう。

家事や生活動線も考慮して設置場所を決める

造作家具は設置すると簡単には移動できないため、家事や生活動線を考慮したうえで設置場所を検討することが重要です。家事や生活動線が悪いと日常生活のなかでストレスが蓄積されてしまうので、普段の家事や生活の動作を振り返りながら、どこに設置すべきかを計画しましょう。

素材のサンプルを確認する

造作家具は完成まで実物を見ることができないため、完成後に「思っていたものと違う」とがっかりしてしまうことも。そうならないようにするには、家具に使用する素材のサンプルを確認しておくのがおすすめです。

カタログだけでは微妙な色合いや手触りが把握しづらいため、業者に依頼してサンプルを見せてもらったり、ショールームで同じ材料を使った家具がないかを探したりするのも良いでしょう。素材の見た目や質感を実際に細かく確認しておくことで、納得いく仕上がりを目指せます。

施工実績の豊富な業者を選ぶ

造作家具の仕上がりは依頼する業者によって大きく変わってくるため、業者選びは慎重に行う必要があります。過去の施工実績を参考にしながら、要望をカタチにできるだけの知識や技術力があるかを確認しましょう。

また、業者によって得意とする分野も変わってくるため、複数の業者に相談してみることをおすすめします。同じ相談内容でも提案されるデザインや機能が異なる場合があるため、さまざまな意見を参考にしながら自分の理想とする造作家具のイメージをより具体的にしていきましょう。

既製品では表現できない、唯一無二の品格を邸宅に

オーダーメイドの造作家具は空間に溶け込むように設計でき、豪邸にふさわしい上質な空間を実現します。デザイン性の高さはもちろん、使いやすさ、素材感など細部にまでこだわれるのは、既製品では味わえない贅沢です。細部に至るまで住まい手の美意識が反映された造作家具は、その唯一無二の品格で空間の完成度とステータスを引き上げてくれます。

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