高級ベッドにこだわるべき理由
デザイン
高級ベッドはベッドフレームからマットレス、シーツなどベッドを構成する各パーツが細部まで洗練されており、デザイン性についてもデザイナーの感性やブランドのコンセプトに合わせてオリジナリティを追求されていることがポイントです。
豪邸として建築された家のインテリアにマッチした高級ベッドを設置することで、室内全体を豪邸に相応しいデザインで統一することができます。
耐久性
高級ベッドは素材も厳選されており、耐久性や安定感にも優れていることが魅力です。大衆向けに量産されているリーズナブルな価格帯のベッドの場合、耐用年数として数年を想定し、悪くなれば買い替えるといったことが前提になっているものも少なくありません。しかし高級ベッドは強度や硬度に優れた素材を選んでいる上、汗や湿気による影響も考慮し、比較的長い期間愛用できるように工夫されています。
機能性・快適性
高級ベッドはデザイン性や耐久性に優れているだけでなく、何よりも寝具としての機能性や快適性に配慮されている点が重要です。
マットレスが人体を受け止めた際の圧力のかかり方や反動まで計算し、人間工学にもとづいた設計やデザイニングをすることで、ユーザーにとって快適な睡眠を叶えられるよう各ブランドが賢明に研究を続けていることは見逃せません。
高級マットレスの魅力
スプリング(コイル)
ベッドのマットレスには様々な素材や構造が採用されていますが、高級ベッドでは上質なスプリング(コイル)を使ったコイルマットレスも多く利用されています。
コイルマットレスはマットレスの心材にスプリング(コイル)を使っているものであり、スプリングの強度や配置によってマットの弾力性が決定され、その上に眠る人の体重をどのように支えるかが影響されます。
スプリングの構造としては、コイルスプリングを個々に不織布の袋へ入れたポケットコイルと、複数のコイルスプリングを連結しているボンネルコイルの2種類があることも特徴です。
クッション層
ユーザーの体重を支えるために働くスプリングですが、それだけでは硬くて人の体に痛みや違和感を与えてしまうでしょう。そのためコイルマットレスは、コイルが直接に人体へ接触しないよう、クッション層を設けて柔らかい感触に整えていることがポイントです。
キルト層
キルト層はスプリング層やクッション層をカバーする生地であり、実際にベッドで眠る人の肌へ直接に触れる部分です。
そのため高級ベッドではキルト生地の材質にもこだわっており、吸水性や肌触りなど多角的に快適性を追求しています。
高級ベッドを選ぶポイント
メーカー・ブランド
高級ベッドを選ぶポイントとして、まず挙げられるのがメーカーやブランドです。国内外には様々な高級家具ブランドや高級ベッドのブランドがあり、それぞれにブランドのコンセプトや独自性を掲げて、世界中のユーザーのためにベッドを提供しています。
メーカーやブランドの中には世紀を超えて運営されている老舗ブランドから、先端技術を活用した新素材などを売りに新しく誕生したメーカーまで様々なものが存在しており、自宅の豪邸に相応しいデザインやベッドの特性などを考慮して比較検討することが大切です。
またお気に入りの家具ブランドがある場合、それで統一するといったことも良いでしょう。
マットレス
マットレスはベッドの快適性や機能性に直結するパーツであり、それぞれの高級ベッドでもブランドごとに独自の技術やノウハウを結集させています。
一般的に高級ベッドでは上質なコイルスプリングを使ったコイルマットレスが採用されていますが、メーカーによっては独自に開発したマットレス素材を使っていることも。
またマットレスの構造を工夫することで耐久性や安全性も追求しています。
フレーム
ベッドフレームは無垢材から金属製まで様々な素材で構成されており、ベッドのデザインや強度、バランス、耐久性などを総合的に支えるパーツです。
安価なベッドフレームはベッド全体を支える強度が足りず、使い続けるうちに不安定な状態になることもあるため、長く愛用する上でベッドフレームにこだわることは大切です。
ヘッドボード
ベッドの枕部分に当たるヘッドボードは、高級ベッドの個性やブランドの特徴を表すパーツと言えます。
ベッドのフレームやマットレスはシーツなどでカバーされますが、ヘッドボードは基本的に露出されている部分であり、ベッドの印象を左右するポイントです。ベッドによってはヘッドボードの有無を選べるものもあります。
脚部
ベッドの脚部もこだわりたいパーツの1つでしょう。ベッドによっては脚のない構造のものもありますが、デザイン性にこだわったアンティークタイプやヴィンテージスタイルの高級ベッドの場合、脚のデザインや素材にも個々のアイデンティティを反映しています。また脚のデザインでどの時代の様式を象徴しているのかチェックすることも可能です。
おすすめの高級ベッド・高級マットレスブランド
SIMMONS(シモンズ)
シモンズは1870年にアメリカで創設されたベッドメーカーであり、睡眠を科学的に研究し、各時代の先端技術や知識を取り入れながら睡眠科学にもとづいたベッドの開発を行っているブランドです。
またシモンズではスプリングマットについて、材質や構造だけでなく環境にも配慮した開発を行っており、いつまでも快適で持続可能なベッドや社会の実現を目指しています。
Sealy(シーリー)
シーリーはアメリカのテキサス州にあるシーリータウンで1881年に誕生したマットレスブランドです。創設者のダニエル・ヘインズは綿繰り機械製造者であり、その技術を活かしながら時代のニーズに合わせて高品質なマットレスの開発を続けてきました。
また1950年代から整形外科医もマットレス開発に参入しており、現在は世界各国の一流ホテルで採用されています。
日本ベッド
日本ベッドは1926年に誕生した国内ブランドであり、常に人々の生活と眠りに寄り添いながら心地よいマットレスやベッドフレームなどの開発に尽力しています。
日本国内の工業規格であるJIS規格の基準を超えた独自の品質基準を採用しており、スプリングのサイズを0.1mm単位で調整するなど細部までこだわっていることが特徴です。
Serta(サータ)
サータはアメリカのベッドブランドであり、日本国内では米国サータ社とライセンス契約を結んだドリームベッド株式会社が「サータ・ジャパン」として、日本人に合わせたブランドを展開しています。
オートクチュールの概念を商品開発に採用しており、コイルの種類や構造を変えることで眠り方やライフスタイルまで様々なニーズに合わせたマットレスを展開しています。
Magniflex(マニフレックス)
マニフレックスはイタリアで誕生した寝具ブランドであり、全ての製品がイタリア国内にある自社工場で一貫生産されている品質へのこだわりも特徴です。
マニフレックスでは独自に研究開発した高反発素材マットレスの製造も行っており、マニフレックスの高反発フォームはドイツの検査機関「LGA GERMANY」の品質テストにも合格しています。
Confianza(コンフィアンサ)
コンフィアンサはスペイン語で「信頼」を意味する言葉であり、ユーザーとの信頼関係を大切にしながら商品開発を行っている日本のベッドブランドです。
コイルマットレスとして複数のタイプを商品展開しており、品質や信頼性にこだわる人のために日本国内にあるSG認定工場(製品安全協会認定工場)で一貫生産した国産マットレスも用意されています。
フランスベッド
フランスベッドは1949年に双葉製作所として誕生、1952年からソファベッドの開発を始め、1961年に「フランスベッド」として社名を変更しました。
高度経済成長期の日本で流行した西洋風な暮らしへの憧れを商品開発へ反映し、1990年代からは介助者や要介護者にも配慮した商品開発を進めるなど、時代ごとのニーズに合わせて発展してきた国内ブランドです。独自技術を使った高密度スプリングマットレスなど快適性や機能性を追求しています。


