豪邸を建てる » 豪邸のこだわりを知る » 木製サッシ
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窓ひとつで、
住まいの格は変わる

木製サッシは、木の温もりと柔らかな質感を楽しめる窓です。日本での普及率はアルミサッシに比べてかなり低いものの、北欧では多くの建築物に採用されています。デザイン性と機能性を兼ね備えた木製サッシを選ぶことで、豪邸にふさわしい上質かつ洗練された空間を演出できるでしょう。

こだわり

木製サッシとは

木製サッシとは、木を使用しながらアルミサッシと同等の気密性を持つ断熱サッシの一種を指します。日本では窓サッシの大半がアルミサッシであり、木製サッシの普及率は低めです。ただし断熱性が高いことから、寒冷地の多い北欧では多くの建築物に採用されています。

木製サッシのメリット・魅力

木ならではの質感を楽しめる

木製サッシは、木ならではの柔らかく温かみのある質感が魅力です。和風・洋風どちらの空間にも調和し、優しく落ち着いた雰囲気や上質な空間を演出します。

国内で普及率が高いアルミサッシは、スッキリとしたスリムなデザインに仕上がる一方、素材の冷たさや生活感が出やすい傾向があります。樹脂サッシは窓枠を細くするのが難しく、やや重たく見えてしまうのが難点です。

サッシのなかでも木製サッシは意匠性が高く、何気ない日常の風景も美しく引き立てます。

大開口のデザインを実現しやすい

アルミサッシや樹脂サッシは素材の強度の関係でサイズに制限がありますが、木製サッシなら3mを超える大開口の製作も可能です。

大開口の窓は自然光をたっぷり取り込み、景観を遮らずに明るく開放的な空間を演出できます。リビングや浴室を壁一面ガラス張りにしたり、木製ならではの特性を生かして柱や床材と色味や質感を合わせたりと、デザインの自由度が高い点も魅力です。

さらに、特殊な金具によって軽い動作で開閉できるなど、機能面でも優れています。

断熱・気密性に優れている

木材は熱伝導率が低く、アルミサッシや樹脂サッシに比べて断熱性に優れています。外気温の影響を受けにくいため、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を実現できます。

また、結露が発生しにくいためカビやダニの繁殖を防ぎ、壁や柱の腐食・劣化による耐久性低下も防止できます。加えて、気密性にも優れているため冷暖房効率が高まり、省エネ効果は抜群。遮音性能も高く、静かで快適な住環境を整えることが可能です。

環境に優しい

木製サッシは寿命が長く、適切なメンテナンスを行えば100年以上使用できると言われています。再生可能資源である木材を使用しており、製造時の二酸化炭素排出量や化石燃料の消費量が少ないのも特徴です。廃棄時には再利用がしやすく、環境に配慮した住まいづくりに貢献できます。

建築家が建てた
美しい窓・木製サッシのある住まいを見る

木製サッシのデメリット・注意点

初期コストが高い

木製サッシは流通量が少なく、原料費や加工費も多くかかるため、一般的なアルミサッシに比べて初期コストが高くなる傾向があります。特に海外製の木製サッシを輸入する場合は、輸送に伴う燃料費も加わるため、さらに高額になる可能性があるため注意が必要です。

ただし、木製サッシは長寿命であり、優れた断熱性・気密性を備えているため、初期コストだけで単純に評価はできません。長期的な視点でコストを考える必要があり、それでも予算面が気になる場合はアルミサッシや樹脂サッシとの併用を検討すると良いでしょう。

ガラスの断熱性能に影響される

木製サッシの断熱性能を十分に発揮させるには、ガラスの性能にも注意が必要です。断熱性が低いガラスを使うと、結露が発生しやすくなり、木製枠が傷んだりカビが生じて美観を損ねる恐れがあります。

そのため、木製サッシを採用する際は断熱性の高いダブルガラスやトリプルガラスの使用がおすすめです。

定期的なメンテナンスが必要

木製サッシの寿命を伸ばすには、定期的に塗装メンテナンスを行う必要があります。再塗装の目安は最低でも3~5年ごととされていますが、直射日光や雨にあたりやすい場所は表面が傷みやすいので、さらにこまめなメンテナンスが必要です。

木製サッシを採用する際は、工務店やメーカーのサポート体制を確認するのがおすすめです。メンテナンスを行わずに保護塗膜が劣化した場合、木製サッシの腐食耐性が低下するので、メンテナンスを怠らないように注意しましょう。

また、海外の木製サッシを輸入する場合、部品が壊れたとしても取り寄せるのにコストや時間がかかってしまいます。国産サッシの部品だと規格が合わずに代用できない可能性があるため、海外の木製サッシを採用したい場合はそういった事情も踏まえたうえで検討しましょう。

防火地域・準防火地域では設置できない可能性がある

防火地域や準防火地域に住宅を建てる場合、国土交通大臣から防火認定を受けたサッシでなければ設置できません。燃えやすいイメージのある木製サッシですが、国産製品の中には防火認定を取得しているものもあります。

ただし、海外製品の大半は認定試験を受けていないため、設置できない可能性があります。特別に海外製にこだわらないのであれば、国産サッシを検討するのが安心です。

木の窓で叶える、上質で心地よい暮らし

木製サッシは、自然素材ならではの柔らかな質感と温もりがあり、豪邸にふさわしい上質な空間を演出します。さらに、高断熱・高気密性で快適な室温を保てるほか、結露やカビの発生を抑える機能性の高さも魅力です。自然光をたっぷりと取り込める大開口の窓を実現でき、遮音性の高さによって静かで落ち着いた住環境も実現できます。

木製サッシという贅沢な選択で、快適さと健康が両立する心地よい暮らしを堪能してみてはいかがですか。

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